【メンバー】
L 小林葵 SL 佐藤信太郎
新人 古橋陽太 4年 池田賢三
【目的】
新人古橋の無積雪期技術を完成させる。
【天気】
1/23 全日弱雨
1/24 朝方弱雨、その後曇り
【詳細】
1/23
10:10 沼津駅
10:45 黒瀬登山口
11:10 香貫山
11:40 八重坂峠
12:50 徳倉山
13:45 標高190m地点(志下坂峠南側)
14:15 志下峠C1
沼津駅に集合し、街中を歩いて登山口まで移動。登山口は住宅の真横にある。
香貫山は公園として整備されているため、その道に辿ってピークを目指す。途中、五重塔や公園を通る。この区間は下界みが強い。
南下ルート最初の難関は横山。急登・粘土質の土・濡れの三拍子が揃い、前代未聞の登りづらさとなっていた。これが裏山?隊員の心に不安がよぎる。
心配された徳倉山直下の急登は階段上になっていたため、ことなきを得る。ガツガツ登って一気に登頂。久々の重い荷物(クアポリ)&早いペースだったため、標高256mに見合わない達成感を得ることができた。
その後は稜線上の登り下りをこなしていく。下りは張ってあるロープを使わないと危険。普段の下りが赤ちゃんに思える。
志下峠は幕営適地がルート上にしかなかった。話し合いの結果、人はもう来ないだろうと判断し、14:30にテント設営を行った。テスト形式だったが、一発合格。人が来ないことを祈りながら就寝した。
1/24
6:45 志下峠
7:50 鷲頭山–大平山間コル
8:20 大平山
11:40 標高210m地点(新城分岐手前)
10:10 大嵐山
10:30 日守登山口
11:15 伊豆仁田駅G
日の出に合わせて出発。鷲頭山の急登を登る。すぐそこに海が見えるため、水平線からの日の出を期待したが、そもそも海は西側だった。
鷲頭山以降は難易度が跳ね上がる。急勾配の下りはより滑りやすくなり、落石の危険もあったため、区間を1人ずつ降りることに。(それでも一回、落石がLのすねに直撃した)。他にも一枚岩のやせ尾根や、滑りやすく狭いトラバース、90度に伸びる梯子など、語りだせばキリがない程リスキーな場所が多かった。
大嵐山にさしかかればご褒美タイム。別名日守山として整備されているため、快適にゴールすることができた。
【総評】
奥多摩のサブプランとして用意した沼津アルプスだったが、雨によって裏山とは思えない難易度になっていた。雨の直後や雨の日に登ることはお勧めしない。また幕営場所もグレーなため、この山域は日帰りが吉だろう。
ただ新人の古橋を筆頭に、バリエーション豊かな山域を超えたことで、登攀技術はかなり向上したように思える。その点では魅力的な山である。
最後に繰り返すが、路面が濡れていると予想されている日は行かない方が良い。
小林葵
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