10/9 セドの沢左俣

沢登り

詳しい記録はこちらからhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3611063.html

目的:2級下の沢遡行
グレード:2級下(丹沢の谷200ルート)
評価:2級下ってこんなもんかって感じだったが、とてもいい沢だった。
   巳の戸谷の方が難しい

73代では遡行グレードをあえて意識し、難しい沢に挑戦できる実力をつけていきたいと考えている。そこで、今回は2級下の沢に挑戦してみた。

本来は73代沢隊メンバーを可能な限り連れていきたかったが、合宿やその準備、ワクチンの副作用などと重なり、結局自分と前主将の二人だけになってしまった。
新居さん、毎週付き合ってくれてほんとありがとうございます。

前日にレンタカーを借りて5時に家を出発。6時半に新居さんをピックアップし、8時過ぎに戸沢出合駐車場に到着した。免許取りたての運転が楽しい時期も終わり、往復7時間くらいの運転はまあまあきつい。霜降り明星ANNと空気階段の踊り場のバックナンバーを聞いて眠気に耐えた。踊り場に関しては、全く売れていない時期の第一回からかなり面白くて感動した。運転はきついが、電車で行くよりも安く(3人以上いたら)虚無の林道歩きをしなくて済むので今後も車で行きたい。

ザックに入れていた🔰マークを駐車場でつけ、いつもの階段を登ってから入渓。2年前に源次郎沢と間違えてF1まで行ってしまったうえ、落石事故を起こして撤退した水無川本谷に意気揚々とエントリーした。しかし、すぐに堰堤が見え横の踏み跡に戻る。

水無川本谷のF1は水流左をフリーで直登(Ⅲ)。最初だからか少し怖かった。
新人がいたら実力に応じてロープを出すべきだろう。

セドの沢左俣F1は右壁に残置ロープがかかっている。これが大滝なのだが勘違いしており、小滝のテンションでフリーで直登(Ⅲ+)。いざとなったら残置ロープを手掛かりに登ればいいやと思ってロープは出さなかった。落ち口へのトラバースが結構難しくⅢ+じゃないような気がした。残置使おうかと一瞬考えたが意地になってフリーを貫いた。残置ロープの支点に向かって直上した方が簡単かもしれない。残置ロープは二人で反動をつけて引っ張っても安定していたが、リングボルト一本に環無しカラビナで接続されているだけなので、そんなに信頼しない方が良いと思う。

大滝の上で休憩。ここまでで一本くらい。

10m滝(Ⅲ+)はロープを出して右から巻き気味に登った。暑かったら水流を直登した方が面白そう。ランナーは3本とった。一本目は信用できない灌木。二本目は残置ハーケン。3本目は自分でハーケンを打った。残置はちょうどよい間隔にあるので自分でプロテクションをとらなくても大丈夫だが、練習にならないので極力使いたくなかった。アンカーは落ち口より4m程奥の木の根を使った。それだけでは少し不安だったので、ハーケンを打てる場所を探したがなかなか見つけることができず、結局諦めた。奥の大岩の下部なら打てたかもしれない。登攀自体は大滝よりも簡単で新居さんはかなりすいすい登ってきた。

全体的に急な沢だったが、ツメも快適で落石もあまりなく快適だった。
丹沢にも秋がきたなーと感じられ、心が穏やかになる沢登りだった。

下山では政次郎の頭付近で三ノ塔方面に進みかけ、大勢のハイカーの前で右往左往してしまい恥ずかしかった。
また、早く帰りたすぎて走っていたら足をひねってしまい翌日まで筋が痛かった。落ち着いて下るべき。

下山には1時間弱しかかからず、すぐに車に戻れたが、帰りはかなり混んでおり、レンタカーの返却やらなんやらで家に着いたのは18時半だった、、、

【計画】
・この二人だと軽すぎたので、同じ沢か源次郎沢、もしくは右俣(難しいか?)を下降路にすればよかった。
・73代沢隊6人でも、時間はかかれど遡行できると思う

【行動】
・ハーケンを打てる場所を探すのが非常に遅い
・人数が少なく、滝の登攀で休めなかったので休憩を1時間に一回とった
 →ちょうどよかった
・三ノ塔方面に向かいかけた
 →下山で気が緩んでいた
・下山中足をひねった
 →気のゆるみ、調子乗っていた

【ウエア、装備】
・ドライレイヤー+長袖化繊+雨具でちょうどよかった。
・遡行図の地図では読図がしづらいので、地形図コピーを持参すべき

【レーション・水】
・マスキ嵐と同じ計算で持って行った。
・バランスパワー4袋(380kcal)しかとらなかった
 →少なく感じるが行動に支障はない
・水はちょうどよかった

【感想】
秋を感じるいい沢登りだった。次は2級!

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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