230804-07 74代夏合宿自転車隊1R

自転車

【メンバー】

4年:倉澤、3年:福地、2年:中村、新人:岡元・木俣・(寺村)

8/2()

高田馬場(13:30)ー浜松(18:20)ー大阪(23:15)ー西明石(0:15)

13:00高田馬場集合。今合宿は東京から高知まで、青春18きっぷ組と夜行バス組に分かれてアプローチしたが、チャリ隊は全員青春18きっぷ組で向かった。変な奴らだ。

熱海からやたら浜松が長い。逆に関西の県庁所在地(滋賀・京都・大阪・神戸)はそれぞれ隣と30分圏内にあった。関東でしか生きてこなかった人生だったが、日本は自分が知らない都市がまだまだたくさんあるなと面白がっているうちに西明石に着いた。11時間に渡る電車旅だったが、個人的には全然苦ではなかった。意外と行ける。明日は8時間、耐えられるか。

8/3(木)

西明石(6:45)ー岡山(9:30)ー琴平(11:30)ー高知(16:15)

5:00起床。6:30起床の予定だったが、寝ていた公園に予想以上に人が多くいたため起きてしまった。

6:40 西明石出発。鈍行列車旅の再開である。姫路で1時間ほど時間が空いたので、中村と寺村と3人で姫路城を見に行った。立派。

16:00に高知到着。ずっと天気は晴れていて、乗り換えで駅を降りるたびに夏らしさを感じられた。しかし台風6号の進路はこちらに向かっているらしい。雲行き怪しい夏合宿始まりである。

16:30には全員が揃う。皆が同じTシャツを着て集合写真を撮る。このTシャツは2年生が自分たちから作ろうと言ってくれたものだ。4年としてはそれがとても嬉しかった。

8/4(金)

高知駅(5:30)ー横浪黒潮ライン(8:00)ー寺村対応(9:00〜13:30)ー七子峠(15:15)ー三堰キャンプ場(16:15)

5:30高知駅出発。総重量はどれほどあるだろうか?20kgくらい?を自転車の後ろにくっつける。桂浜に向かう途中、空に虹がかかっていた。久しぶりに虹を見た、良い合宿にしたい!

桂浜を中村が走る。海が荒すぎて帰ってきた。そこからヒルクライムが始まり、土佐湾を上から眺める格好。一同大興奮で、道で止まって写真をたくさん撮った。みんな「すげー」しか言っていなかった。もちろん自分も含めて。

このダウンヒル中、寺村が濡れた路面に滑り転倒してしまった。左半身に打撲と切傷があったため、タクシーで病院に送るなどの対応をとった。この部分に関して、詳細は夏合宿総括を参照してほしい。寺村の診察結果は、左手首上部の小さい骨にヒビが入っているとのこと。完治まで1ヶ月かかると診断されたため、最寄の須崎駅で離脱となった。寺村は出発前から夏合宿をとても楽しみにしてくれていたのを知っていただけに、非常に心苦しい結果となった。新人の事故を引き起こしてしまった自分も情けなく思う。今度一緒にワンダリング行こう。

13:45  残ったメンバー5人で行動を再開する。七子峠は標高293mしかないが、かなりキツく感じた。峠の自動販売機で木俣がスプライトを飲んだ時の気持ちいい顔が忘れられない。峠から先は左右が田んぼに挟まれた快走路で、夏の風を体いっぱいに感じた。

16:15  三堰キャンプ場に到着。トイレ・炊事場がある無料のキャンプ場であり、サイトの目の前には四万十川が流れる。木俣が着いた途端に入水、続けてパンツ一丁になった福地と岡元が入って行った。結局全員同じ格好で四万十川に入る。天気は晴れ。空の青と緑のコントラストが美しかった。

このキャンプ場はなんと薪も無料でいただけるということで、焚き火をした。全然うまくいかず諦めかけていたが、福地が粘って大きな火になり歓喜。今日は色々なことがあって色々な感情を共有しあって濃すぎる1日だった。

・横浪黒潮ラインは土佐湾を標高200mから見下ろせる絶景ロードだった。その標高以上に体感ではキツさを感じるが、国道56号線を通るよりは楽しめるルートに違いない。

8/5(土)

C1地点(5:30)ーボート隊合流(土佐大正・7:30〜8:00)ー岩間沈下橋(9:45)ー口屋内沈下橋(10:30〜11:15)ーとまろっとキャンプ場(13:45)

3:30起床、5:30出発。夜から降り続いていた雨は、弱くはあるものの止まず、雨の中でのスタートとなった。

2時間ほど漕いだところで、四万十川に見覚えのある黄色いボートが。ボート隊だ。一つの船にパンパンに人が詰まって「イーチイーチ」と声を出している。道路脇に自転車を止め、ボート隊がくるのを待ち伏せをした。ボートから降りる皆は笑顔だった。自転車隊も皆笑顔だった。合流してお互いの状況を話し、写真を撮った。ボート隊とは本来会える予定ではなかったが、台風の影響でボート隊の行程が変わったことで偶然ルートが重なった。私は夏合宿計画当初から、会えたらいいなと思っていたので、会えた時はワクワクした。そして、他のメンバーもニコニコで、結局みんな部員のことが好きなんだなと、4年の最後の夏合宿で再確認した。

途中の道の駅で、岩間沈下橋の存在を知り、そこで遊ぶことを決定した。しかし思ったよりも橋の高さが高く、天気も悪かったため微妙だった(福地はだいぶがっかりしていた笑)。沈下橋ではもう遊べないのかと思いながら走っていると、良い感じの橋が。全く有名ではないが、行ってみるととてつもなくいい場所だった。次に夏合宿で四万十川に行く時はここをお勧めする。中村駅も近い。澄んだ緑色の四万十川が美しい。一同テンションが上がる。橋の下の土台のようなところから、皆でジャンプして川に飛び込んだりした。THE・夏休み。

とまろっとキャンプ場はものすごく規模が大きいキャンプ場で、リゾートと言われてもおかしくない。天気も何故か晴れて、良い幕営だった。

明日以降の懸念は台風だ。どうやら7日から天気がぐずつき、9日には台風が接近してくるらしい。7日の行動を回避するために柏島をカットして6日のうちに宇和島へ行くか、予定通り進めるか、議論は長引いた。

夜はサッカー女子日本代表戦をキャンプ場のテレビで見せていただいた。後半の30分くらいしか見ていないが、得点も決まり勝ってベスト8に進んだので皆で喜んだ。

・四万十ヘブンズロードは地図で見るほど、四万十川の真横を通る!という感じではない。川よりも高い道路から見下ろす格好だ。道の駅四万十辺りでは真横という感じだった。

8/6(日)

C2地点(4:30)ー足摺岬(7:30)ー叶崎(9:20)ー竜ヶ崎キャンプ場C3(12:00)

3:00起床、4:30出発。夜中から雨が降る予報だが、起きると雨は降っていなかった。一日中雨予報なので、雨が降らないうちに出発したい。外は暗かったが幕営地を早めに出た。

途中小雨に降られながらも、足摺岬までは本降りにならずに到着。しかし足摺岬で土砂降りに。少し待ってから進む。すると次第に晴れ始め、真っ青な太平洋を眺めながら走ることができた。長い長いサニーロード(国道321号線)を進むと、待っているのは柏島だ。大月から緩やかに下り、やや登り、少し下ると目の前に出てくる。竜が浜キャンプ場があるのは、柏島の手前の島である。キャンプ場前の急坂はかなり険しい。

12:00に着いたので、荷物を置き、テントを張ったらあとはフリータイム!全員で柏島へ。1番美しいのはこの2つの島を繋ぐ橋の下に広がるエメラルドグリーンの海だろう。木俣はここを合宿前から楽しみにしていたらしく、満面の笑みを浮かべていた。それに負けないぐらい他のメンバーもわかりやすくハイテンションになっていて、結局14:00まで海で遊んでいた。夏合宿始まってから毎日川か海に入っている。その度にテンションを最高潮に持ってきてくれる後輩たちなので、4年としてはとっても嬉しいし楽しい。

食事を終えて18:00頃、夕陽が沈むのを海まで見に行った。台風の影響で、1ヶ月前から予約がいっぱいだったこのキャンプ場には自分たちともう一組しかいなかった。なので海に沈む夕陽を貸切で、無人島のような感じで見ることができた。あ〜来てよかった!明日は1R最終日である。

・足摺岬は標識自体は景色を望めないが、少し歩いたところに灯台と太平洋が映えるスポットがある。「足摺岬」と検索して出てくる画像がここだ。

8/7(月)

C3地点(5:00)ー高知愛媛県境(7:15)ー宇和島駅(10:45)

3:00起床、5:00出発。柏島を出て宿毛へ、愛媛県に入り、宇和島を目指す。特にこれといった見所はないが、小さな坂が連続していて、その坂の下りで海が左手に見えるのが美しい。津島町嵐の漁港は海の透明度が高く、魚がたくさんいた。天然の水族館だった。

宇和島まであと12kmのところで寄ったファミマで、中村が唐揚げを持って店から出てくる。バイト店員で無料券を持っていたらしい。隣にいると誘惑の強い唐揚げ臭が匂ってくるので、そっとその場を離れた。

宇和島駅にはなんとか雨に降られずに到着することができた。着いた時には全員クタクタだった。4日間で400km弱、4,000m up、毎日雨に降られたがよく乗り切った。宇和島で3日間休養。ゆっくり体を休めよう。

・道の駅みょうMIC〜津島岩松ICまでは道幅狭くカーブが多いことに加えて、トラックの通行量が多い。そのため自転車をトラックが追い抜けないという場面がいくつもあった。ここを通行する際は、4人以上メンバーがいるのであれば分隊すべきだろう。

8/8(火)〜8/10(木)  休養日

宇和島の人は温かい。よく話しかけてくれるし色々なものをくれる。島で養殖している方・ずっと宇和島に住んでいるご老人・数分毎に話しかけに来てくれるお母さん・酔っ払いおじさん。しかし外は台風である。今日はスーパーと図書館にしか足を踏み入れていない。中村は道の駅に住んでいるお爺さんにかなり気に入られていた。

詳細なルートの記録はこちらをご参照ください

https://strava.app.link/Q6DONIvEKCb

文責 倉澤宏太朗

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

関連記事

最近の活動

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ
TOP
CLOSE