75代年間方針『成長』

 

230811-13 74代夏合宿自転車隊2R

自転車

【メンバー】

4年:倉澤、3年:福地、2年:中村、新人:岡元・木俣

8/11()

宇和島駅(5:00)ーサニーマート檮原(8:00〜9:00)ー天狗高原(11:30)ー雨宿り(〜15:30)ー姫鶴平キャンプ場C5(16:00)

5:00 宇和島駅出発。天気は晴れ。気持ちのいい四国カルストが見られそうだ。今日の行程は79km、2,200m upと数字で見るときつく感じるが、序盤50kmは高低差が少ない比較的フラットなコースである。約3時間で檮原のスーパーまで到着。開店が8:30なのでしばらく待つ。買い物をしていざ出発、となった時には外は土砂降りに。しばらく待つ。こんな天気のはずじゃなかったのに、、。ようやく弱まってきたかと思われた9:15頃、出発。ここから本格的な登りが始まる。と同時に、雨足が強くなる。道に川ができるほどの大雨で、全員テンションがおかしくなっていた。なかなかに激ヤバな雨だったが、坂の途中には雨を凌いで休める場所もない。雷もずいぶん近い場所で発生しており、いつ落ちてくるか不安になりながらの走行。メンバーの行動力が高かったことがせめてもの救いだった。道の駅ゆすはらから2時間半で四国カルストの先端・天狗高原まで到着した。(予定では4時間かかるヒルクライムだったが、かなり快調なペースで進めることができた!)

天狗高原からC5地点の姫鶴平までは残り4.5km。しかし依然として雨足が弱まることはない。キャンプ場には炊事場のほか屋根がある場所がないので、「カルスト学習館」という屋内施設で雨宿りさせていただくことにした。晴れた四国カルストの動画、カルストの歴史や岩の特徴などが展示されており、けっこう楽しめた。木俣は寝ていた。ここで食べたプリンがすごく美味しかった。今までの土砂降りヒルクライムが少しは美化されたような、、?

15:30 行動再開。ようやく雨が弱くなってきた。キャンプ場への道は、本来カルストの綺麗で雄大な景色が広がるはずだが、真っ白で何も見えない。キャンプ場に到着、17:00頃から雨が止んだ。夕日がきれい。明日こそは良い天気になるのでは。

・道の駅ゆすはらを過ぎたあたりから本格的な登り。それまでは高低差の少ないフラットな道。

・四国カルストは天候が悪いと霧が発生し、対向車が見えにくくなるので注意。

8/12(土)

四国カルスト周遊(5:00〜6:00)ー道の駅小田の郷せせらぎ(10:00)ー幕営地C6(13:30)

3:00 起床。深夜、中村がテントの外で星空を見て「すげー」と発していた。快眠が阻害された。起床後にテントを出てみると、そりゃ声出るなと思うほどの星空。他のメンバーは流れ星を見たらしいが、私は見られなかった。

5:00 出発。昨日は霧で何も見えなかったので、四国カルストをリベンジしに行く。天狗高原とキャンプ場の4km区間をピストン。漕いでいるうちに空が明るくなっていく。今日の日の出は5:26だ。天狗高原で日の出を待つ。だんだんと陽が登っているのを感じ、ワクワクしてくる。メンバーのボルテージも最高潮。朝日に照らされるカルスト台地が本当に綺麗だった。この景色を文字にうまく表現できない自分が憎い。

440号線と33号線が合流する手前のトンネルで木俣が転倒した。眠気とハンドル操作が原因だ。交通量少なく、また膝の切傷一つで済んだため大事にはならなかったが、少し間違えれば大事故に繋がりかねなかった。1Rでも新人の転倒があっただけに、再発してしまったのは完全に自分の責任である。申し訳ない。

33号線に入ってからが長かった。これまでのpw-ingや1Rを走破してきたものに比べればどうということはないが、とにかく日差しが痛かった。休憩の頻度と時間を増やしながら対応した。

伊予大洲に到着。今日は近くの公園で幕営する。最適な公園が見つかった。キャンプ場ではないので、食当以外は各自自由行動。福地が差し入れをしてくれた。今日も夕焼けが綺麗だ。ぼーっと空を眺めながらこの文章を書いている。

19:30から花火。家から蝋燭を持ってきて、花火は近くのスーパーでこっそり購入しておいた。合宿前から考えていた念願の花火。本当はメンバー全員でやりたかった。でも後輩の楽しそうな顔を見ていたら、自分はとても幸せだった。

・四国カルストの朝は、昼とは違う顔の景色が見られる。余裕があれば行ってみる価値あり。

・四国カルストの愛媛県側・県道36号線は大雨(40mm / 1h、連続雨量200mm)が降ると通行止めになる。実際、11日〜12日朝は通行止めになっていた。愛媛県側から四国カルストのコースを予定していて、雨が予想される場合は事前に確認しておくべき。36号線から枝分かれして四国カルストに向かう林道は通行規制がなかった。

8/13(日)

大洲公園(4:15)ー下灘駅(6:15〜6:45)ー松山駅(8:45〜9:30)ー今治駅(14:00)

3:00 起床、4:15出発。昨日の行程を鑑み、今日も予想される強い日差しを避けたい。朝の準備を素早く行い、出発を早めることで酷暑の行動時間を短くする。

伊予長浜から北上する道は、「夕やけこやけライン」と呼ばれるコースだ。早朝5:00過ぎなので、夕焼けとは無縁だが、登る朝日がまるで夕日のように映った。道も海もオレンジ色に染まる。時間がゆったり流れているような気がした。

幕営地から30km先、下灘駅に寄る。“日本で一番海に近い駅”として関東民の自分でも知っている駅。その駅に入って発せられた岡元の一言「江ノ電の駅の方が海に近くないっすか」確かに、自分はこの4年間でワンゲルの移動のため日本中の駅を通過してきたが(数えたらなんと30都道府県もあった)、もっと近い駅があった気がする笑 個人的には、北海道の北浜駅が一番近いような。

8:45 松山到着、30分間の観光時間をとる。福地は松山駅で30分の休憩を選択、私は松山城を目指したが高台にあり過ぎて途中で断念した。新人・2年は道後温泉を見に行った。しかし工事中だったらしい。浮かない顔をして帰ってきた。

松山から再出発、大きな国道を進む。日差しが強くなってきた。

途中、JR浅海駅付近の海に入る。ここら辺の海は沖縄か!?と思うほど透き通っていた。中村が今合宿一番のハイテンションを見せる。3Rは山に入り、吉野川へ向かうルート。これが最後の海か。

今治の13km手前で、中村の後輪が潰れる。30分ほど前からタイヤに違和感があったが、パンクしていたようだ。すぐに修理できるかと思われたが、根本の原因はチューブではなくタイヤ自体に空いた穴だった。原因究明とパンク修理、タイヤ替えで約1時間かかってしまった。

14:00 今治駅着。サイクリストの聖地だけあり、自転車屋さんが多い。2Rお疲れ様でした。大雨・酷暑・強い日差し、と自然の厳しさを感じたが、その分壮大な景色をたくさん見ることができた。

・国道56号線・196号線(伊予市〜松山市鴨川 区間)は信号が多く交通量も多いため、ストレスがかかる。自転車隊の夏合宿を経験した人ならわかるだろうが、中核都市に付近の大きい道のあれだ。自転車専用道があるため分隊の必要はない。

8/14(月)〜8/15(火) 休養日

しまなみ海道に行く者、今治城に行く者、温泉に籠る者、グルメを求めて豚丼を食べに行く者。15日に、紀伊半島を直撃する台風7号が通過。気象情報を見る。3Rの天気はぐずつきそうだ。

詳細なルートはこちらをご参照ください

https://strava.app.link/ae1MMGxEKCb

文責 倉澤宏太朗

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

関連記事

最近の活動

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ
TOP