230816-21 74代夏合宿自転車隊3R

自転車

【メンバー】

4年:倉澤、3年:福地、2年:中村、新人:岡元・木俣・(寺村)

8/16()

今治駅(5:00)ー桜三里(7:00)ー黒森峠(9:30)ースーパー(11:15)ー久万高原休暇村キャンプ場C8(12:45)

5:00 今治駅出発。毎日5:00に出発する生活を送っているため、次第に日の出時刻が遅くなっているのを感じる。今日はまだ辺りが暗い。

30km地点まではフラット、桜三里区間で緩やかに登り、国道11号線→494号線に進路を変える地点から本格的な登りが始まる。

白猪の滝で休憩。この付近では上から広大な田んぼを見渡せる良い景色が広がっていた。本日の最高地点である黒森峠までは残り13km・500m up。当初の計算では2時間弱かかる計算だが、今回の合宿の様子を見てみると1時間で行けるか行けないかという感じか。メンバーもイケイケムードになっており、心なしか普段のヒルクライムよりペースが速い。黒森峠までは、標識で「あと〇〇km」と表示があった。その数字が小さくなるほど、「行けるぞ」感が強くなる。残り2kmの標識が出たところで、福地と木俣が一気にペースを上げる。2人ともとんでもないスピードだ。中村・岡元・倉澤は腰痛に耐えながらなんとか少し遅れてゴール。56分で到着。56分間、ほとんど会話がなかったが、私はどこか一体感を感じていた。全員で並んで一つの目標に向かうというのはやはり気持ちがいい。競技スポーツだとこれが何かの大会などに当たるのかもしれないが、ワンゲルだとこんな峠一つでそれが感じられるのはオトクである。引退したら孤独だなー。残すところあと2週間を切り、引退が近づくことを感じる。

キャンプ場から8km手前に、村に一つしかないであろうスーパーがある。地元の方々が自給自足で生活を営まれているからか、野菜は玉ねぎくらい、米は1粒もなかった。若い男5人が来ることなんて滅多にないのだろうか。入店するおばあちゃんたちがとても話しかけてくれる。トマトを5つもらった。

12:45 久万高原休暇村キャンプ場に到着。明日は悪天のため停滞するので、ここで2泊する。今日の夕食は焼肉。肉が身体に沁みた。皆でうまいうまいと言いながら食べた。就寝はフリーなので、暗くなるまで皆と談笑する。この合宿で一番よかった日、他の部員の話、一つしか野菜が選べない世界だとしたら(?)、など何にもならない話だが、それが楽しかった。

明日は大雨予報。テントが浸水しないことを願う。

・マツヤマセイキョウ直瀬店 米なし

・道幅狭い、誰も通らないような道で、道に迷ったか心配になるような道。

8/17(木)

7:00 起床。なんやかんやで昨夜は21:00には寝たので睡眠過剰。今日は停滞日。テントの外に出ると雨は降っていなかった。これなら行動できるやん、、。結局日中も雨は降らず。石鎚スカイラインの方面では降っていたようだが。

各自思い思いに過ごす。寝る。

8/18(金)

C8地点(5:15)ー関門ゲート(6:50)ー土小屋(8:45)ーUFOライン出入口(9:30)ー木の根ふれあいの森キャンプ場C9(13:15)

5:15 出発。昨夜は土砂降りだった。起きてからも雲の気配は怪しい。今日も暗いうちからスタート。20km/hの速さで走り、6:50には30km先の関門ゲートに到着した。土小屋までは18km・1,000m upだ。親切なことにガードレールには100m毎に標識がある。これを180回見れば終わり、、。木俣の反応は微妙だった。虫と格闘しながら走る。岡元が集中攻撃されていた。7km〜10km地点は下り坂。束の間の休息である。500m登って、100m下って、500m登る。この下りはいらんなぁ。

8:45 土小屋着。霧に囲まれており、何も見えなかった。本来なら四国最高峰の石鎚山が見えるはず。土小屋はモンベルショップがくっついた売店になっている。私はジビエおにぎり(250円)を食べた。ジビエが何かはわからなかったが、美味しかった。

土小屋から先はUFOラインに入る。計画段階ではここのルートを楽しみにしていたが、真っ白で何も見えない。おまけに雨も降ってきた。メンバーは無口。なんの感動もなくUFOラインが終了。出口では微かに晴れ間が出てきてなんか悔しい。

その10km先にある「道の駅木の香」は、今日の行程で唯一食事の足しになりそうなものが買えるかと期待していたが、あるのはカップ麺とアイス、そしてめちゃくちゃ美味そうなレストランだけだった。

木の根ふれあいの森キャンプ場は、Googleマップに記載されている位置はウソ。そこから2km弱山道を走る。アップダウンが激しく、90km走った後だとなかなかきつかった。

今日私は22歳の誕生日を迎えたわけだが、インスタントラーメン(具なし)と焼きそば(具なし)、ジビエおにぎり、フルグラしか食べていない。明日散財したい。

・関門・土小屋ゲートは7:00開門。7:00以降でないと、石鎚スカイラインに立ち入れない。

・関門〜5km区間は虫が大量発生。ハエやアブのような類の虫。

・UFOラインの電波情報:au・ソフトバンク圏外、ドコモ3本

・木の根ふれあいの森キャンプ場電波情報:au・ソフトバンク4本、ドコモ圏外

8/19(土)

C9地点(5:20)ー郷ノ峰峠(7:15)ー大杉(9:15)ー道の駅大歩危(10:30)ー阿波池田駅(12:00)

5:20 国道194出発。辺りは霧がかかっている。空は晴れ始めた。しばらく走ると霧が雲海になる。雲を眼下に明るくなってきた道を漕ぎ下る快走路。郷ノ峰峠は400m upしかしないが、真っ直ぐな道をジリジリ上がっていくので精神力が試された。

ツーリングマップルを見てみると、大豊IC付近に日本一大きい杉があるらしい。大きくルートから外れないので寄り道してみる。手前の激坂に怯んだか、元から興味がなかったか、新人は大杉の手前の道の駅で待つ。福地と中村と3人で見に行った。拝観料200円。肝心の大杉は修復工事中。あまり日本一のパワーを感じなかったが、「日本一でかい杉を見た」と言える事実を得たからいいや。

道の駅大杉から道の駅大歩危まで25km、信号が一切ないフラットな道である。トップの中村が飛ばし、52分46秒・速さにして平均時速28.4kmでこの区間を走る。ワンゲルで一番速く走った1本かもしれない。休憩に入った時、全員の一言目が「速い」だった。走行中は見る余裕もなかったが、道の駅で上から見下ろす吉野川は圧巻だった。

12:00 阿波池田到着。暑すぎるので16:30食当にする。それまでは近くのスーパーに行ってアイスを食べたり図書館で涼んだりした。今日の食当は、“これまでの食当で好評だったもの”がテーマ。選ばれたのは、麻婆焼きそばとカレーうどんだった。

・郷ノ峰トンネルから下り

・大歩危周辺は大型トラック多く、カーブが連続する。交通量自体は多くないので分隊する必要はあまりないが、抜いてもらうのに苦労する。

8/20(日)

C10地点(5:00)ー道の駅とよはま(7:00)ー父母ヶ浜(9:15)ー名部戸海水浴場(10:00〜11:30)ー荘内半島オートキャンプ場浦島C11(12:30)

5:00 阿波池田駅出発。今日は初日に怪我で撤退した寺村が途中で復帰する。7:30に観音寺駅で待ち合わせた。結果7:45に到着、いつものニコニコ笑顔がこちらに近づいてきた。久しぶり。

10km先に父母ヶ浜。日本のウユニ塩湖として有名なこの海に期待を寄せていたが、昼間に来てはダメなようだ。ただのべちゃべちゃした浜だった。やっぱり夕方か〜。

海に入れるような感じでもなかったので、5km先の名部戸海水浴場を新しい目的地とする。ここは大当たりだった。約1時間半海で過ごす。木俣と冒険したり、福地が死んだクラゲを投げたり。とにかく楽しかった。今年初のかき氷も食べた。

ここから15km、荘内半島を時計回りに周り、荘内半島オートキャンプ場浦島へ。アップダウンが続き、海を上から見下ろしたかと思えば今度は海が真横に近づいて、、というのを何回も繰り返す。12:30 到着。海が目の前に広がる素晴らしいキャンプ場だ。

今日も16:00食当。それまでをフリーとし、まだ元気が余っていた倉澤福地寺村の3人で海に遊びに行った。ここでも1時間半くらい遊んだ。福地はまたクラゲを投げていた。寺村が楽しそうで嬉しかった。真夏の海は温泉に入るくらい気持ちよかった。空は雲ひとつない青空。話題は尽きなかった。

今日の食当は“お好み焼き”。新人が汗だくになりながら1時間半かけて焼いたお好み焼きは、今合宿で一番充実感ある味だった。その後は最終夜。お菓子、ジュース、ラーメンが広がる。福地が焚き火を成功させてくれたおかげで、皆で焼きマシュマロができた。中村は欲張りだった。どの日が一番楽しかったか話す。個人的には皆のおかげでどの日も楽しかったな。

・荘内半島内は標高50mの坂が連続する。標高グラフだけ見て油断していると後悔。

・名部戸海水浴場:海の家あり、シャワー100円

・荘内半島オートキャンプ場浦島:シャワー無料、目の前の海の透明度◯

8/21(月)

C11地点(5:15)ー道の駅滝宮(7:30)ー高松駅(9:00)

今日が夏合宿自転車隊の最終日。出発前には朝焼けで空が赤く染まっていた。海もその色が映えて綺麗。皆で集合写真を撮って出発。

走る方向の空に大きな太陽が登ってきていて、夏合宿エンディング感がすごかった。その先はあっという間。高松付近の混雑に憂鬱になったが、なんとか9:00にゴールした。

その後はしゃぶ葉で打ち上げ。1ヶ月分の肉を食べた。注文した皿の枚数は合計96皿と、あと4皿で大台突破だったが、メンバーは限界を迎えており肉を食べる気分には到底なれなかった。岡元が初手からワッフルを食べ始めたことが敗因だろう。来年またチャレンジしてくれ。

・国道32号線は交通量多い。自転車専用道あり

・高松市街地に入る国道11号線はさらに交通量多い。自転車専用道なし。歩道に自転車専用道があったが歩行者や一般自転車がいる中でサイドバックをぶら下げた集団が走るのは躊躇われる。

・一本外した県道を通って高松駅に向かうべき。

詳細なルートはこちらをご参照ください

https://strava.app.link/g43uDjzEKCb

文責 倉澤宏太朗

【感想】トラブルはあったものの全行程を踏めてよかったです。新人の自分は上級生についていくことしかできませんでしたがそれでも色々な面で成長を実感しました。四国の大自然を満喫し、最高の夏を送ることができました。  By新人・木俣

Waseda Wander Vogel

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早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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