75代年間方針『成長』

 

66代春合宿 屋久島隊 2015/3/22-27

登山・縦走

66代春合宿記録

【主旨】
・屋久島の自然を堪能する!
・積雪期が出来ない部員による山岳経験の向上

【山域】屋久島

【メンバー】
L:2年小林 SL:64代吉村OB 1年君塚 洪 羽田野 濱田 原 吉岡

【記録】
3月22日(日)
6:00 羽田集合。遅刻を心配していたが、無事全員集合する。前日予餞会であったことから、全員睡眠不足気味である。無事チェックインと保安検査を通過し出発をロビーにて待つ。2時間前には到着していたので朝食を空港内で食べる時間があった。

7:55 羽田出発。機内では多くの部員が爆睡。気付いたら鹿児島空港に9:55到着。ここからの乗り換えが時間勝負で10:20鹿児島空港発の鹿児島市内行特急バスに乗り、11:10天文館着そこからタクシーで高速船乗り場に11:30には到着した。
12:00のトッピーに乗って宮之浦港に降り立つ。東京出発の際にはダウンを来ていたが鹿児島に入ってからは熱く薄手の長袖で十分だった。道路沿いのガジュマルや海岸線、草木が南国らしさを醸し出している。観光センターにて登山届を出し、バスで白谷雲水峡へ。一時間ほど行動すると本日の幕営地白谷山荘である。
白谷山荘には関西方面の大学から来た大学生パーティーと老夫婦が居た。小屋はトイレ付きという点で便利であったが、汲み取り式トイレの強烈なアンモニア臭が小屋に充満していた点が残念であった。臭気をさけ、宮之浦のホームセンター?ヤクデンで購入したチキンラーメンを夕食とし、就寝。
 
3月23日(月)
この日はかの有名な縄文杉を経由し、新高塚小屋まで行く行程である。5時起床。昨日買った朝食を食べ、5時50分出発。縄文杉へ向かう登山道は、登山客で混んでいる。勿論、お目当ては縄文杉で縦走する私たちとは装備の量が違う。90Lのザックを背負っている姿は、登山客のなかでも浮いていた。

11:48縄文杉到着。ウィルソン株、縄文杉付近は写真を撮るひとで渋滞が出来ていた。ヒトだけでなく、登山道ではヤクシカがうろうろとしている様子が見られた。縄文杉を超えると、登山客は一気に減り、本日の幕場新高塚小屋には13:00に到着。新高塚小屋の中に泊まる登山客は多いようなので、小屋外の広場にテントをはる。張り紙によると、小屋の中はネズミが多いらしい。設営、食当も難なく終わらせ、20:00就寝。

 
縄文杉
 
3月24日(火)
3:00起床5:00出発。本日は日本最南端の百名山、宮之浦岳アタックの日である。残雪が心配されたが、登山道脇に若干の雪が残るのみで、特に問題はなし。山頂付近では表を流れる水が凍っていて登山道がつるつるにコーティングされていた。軽アイゼンがあっても良いだろう。7:56宮之浦岳到着。式典を済ませ8:40に下り始める。天候は快晴で非常に心地よい山歩きが楽しめた。

本日2つ目のピーク、黒味岳には11:00到着。宮之浦岳を一望することが出来た。14:24淀川小屋に着き、テント設営をする。たったC2の行程ではあるが本日が最終夜である。これからの新歓活動に向けて新人の熱い思いが聞けた。
 
黒味岳

宮之浦岳
 
3月25日(水)
4:00起床。あとは下山するのみである。一度淀川登山口に降り、さらにそこから尾之間まで登山道を下る。淀川登山口から尾之間は人があまり来ないようで、倒木や土砂崩れで登山道が不明瞭になっていた。何とかテープを探しながら尾之間まで下山する。このせいで行動時間が11時間にもなってしまった。
登山口付近はヤシの木やハイビスカス?が見られて亜熱帯を感じられる。さすが日本の気候が凝縮された島である。17時頃なんとか尾之間に下山。この日は尾之間温泉で疲れを癒し、泊まる場所もなかったので登山口付近でビバーク。
 
3月26日(木)
本日は休養日である。7:00頃尾之間を出発し宮之浦に向かう。男子は釣り、女子は吉村OBに連れられて屋久島ドライブに興じた。再集合の後は、サブプラン移行にあたって、いなか浜キャンプ場に宿泊。ウミガメの産卵で有名な永田浜は(3月は見られない)ビーチとしても非常に美しかった。この日は浜辺でシュラポンする隊員が殆どであった。
 
3月27日(金)
本日はサブプランC、西部林道歩きである。永田から大川の滝までの西部林道は、世界で唯一世界遺産に登録されている「林道」である。途中ヤクシカやヤクザルを見ることが出来るとあってこのプランを考えたのだが、隊員受けが非常に悪い。ただ、林道を歩くだけだからだろうか。Lとして大変残念である。それでもなんとか大川の滝に12:40には到着。

本日は屋久島滞在最終やなので。同時期に屋久島までプライベートで来て下さった長友コーチと一緒に打ち上げをする。おいしいご飯、ごちそうさまでした。この日は激安民宿「あさか」に泊まり、久しぶりに布団で眠ることが出来た。
翌日はフェリーに乗り、鹿児島まで移動ののち現地解散とした。
 
永田浜

猿

永田浜2
 
<まとめ>
山スキー以外の春合宿は近年では初めての試みであったが、無事成功出来て良かった。また、一週間天候に恵まれたことも非常に良かった。計画段階から合宿にご協力いただいた吉村OB、長友コーチ、屋久島でお世話になった皆さん、ありがとうございました!
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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