75代年間方針『成長』

 

62代錬成合宿 甲斐雁瑞牆隊 2011/6/21-26

登山・縦走

尾崎の歌を聴きながらブログを書いている佐久間です。
錬成で3キロ痩せましたが2日で元に戻ってしまいました。
錬成合宿後発隊は、奥多摩の丹波~山梨の瑞牆山迄のコースでした。
軽く感想を述べたいと思います。

佐々木
とにかく、あれだけ重い荷物を持って合宿の全工程を歩き通せたことに自信を持ってください。
今までの、新人の中でも本当に最強だと思います。(団配の重さは来年になったら教えてあげます。)ひたむきな姿に、感動しました。後は、渡部も言っていましたが精神面を鍛えましょう。

青木
差し入れの量が男前すぎました。本当に感動しました。そして、新人指導も丁寧にできていました。2年の男子は、負けないように頑張りましょう。後は、歌唱力とルーファイを鍛えましょう。

由梨、渡部
叱るべきところは、しっかりと叱り下級生の指導をしっかりとできていたと思います。渡部の「こけてんじゃねーよ」とか由梨の「何回も言わせんな」という言葉が頭に残っています。

以下は、合宿の記録ですが、長いので読まなくても大丈夫です。暇な人だけ読んでください。

 

初日
通い慣れた丹波のバス停で起床。夜中は走り屋がいてうるさかった。
稜線までは、800mのUP。気合のはいった青木は1時間400mUPのハイペースで進む。
天気は、非常に良くて気持ちがいい。富士山は、雪がすっかり無くなってしまっている。
前飛龍と言っても誰もわからないと思うがそこからのトラバースが長かった。
下級生は、皆よく歌ってくれる。佐々木の歌は新しい。ただし、合いの手は適当です。青木の歌はサビにならないと分からない。=小山と同じという事です。

将小屋についた時は、予定通りの行動時間でした。
新人の時、C4でテントを張るときに、私が持っていたメインから巨大な石が出てきたことをこの時思い出しました。その時は、間違ったのだとかいうことになっていたが本当のところはどうなのかあの時の上級生の方に聞いてみたい。
この幕場は、取りあえず虫が多い。アフリカでは、穴という穴にハエが入ってくるという話を聞いたことがあるので将来に備えて私は上ミの時も一人だけ外にいて鍛えることにしました。

この日の食事は、すき焼き。先発隊の人々はまともな差し入れをくれなかったので普通のすき焼きになってしまった。大池は、ザワークラウトという2年前の錬成で不味くて有名になった差し入れをよこす。私は、夏に絶対に仕返しをする事を誓いました。

 
2日目
夜中に雨が降っていたので心配していたが朝起きると雨は止んでいた。固めな野菜のスープを飲んで出発。佐々木は、中金のパッキングが大変そうだ。この日も、名もない山々を進んで行く。ただし、牛王院平という場所を通った時、井戸沢をを遡行したらここに出るのかーと少し残念な気持ちになった。山梨二百名山とかいう笠取山でタッパー飯を食べる。キムチの匂いがヤバイ。四年にしてタッパー飯を振られた大門は可哀想である。
この時間で、ここはヤバイなーと思っていたが雁峠からが早かった。トップに慣れていない青木は、ペース配分が極端である。
水晶山へは、佐々木を追い込むためほぼ走る。辛そうな声をあげてたなー。佐々木は大門に後ろから押されて、こけて渡部に怒られていて笑えたが、かわいそうだった。
雁坂小屋は、気持ちのいいおっちゃんがいる。ここも虫がいてヤバイ。もう、沢以外で秩父にはこないと思う。今晩の食事は、ゴマ鍋。とりあえず、大量で食の錬成。田中さんから頂いた豆板醤を大量にいれて味を変えながら食べる。
TPは、佐々木に持たせた古川さんからのスイカを食べる。ごっつあんです。
この日も、暑くてシュラフカバーからでて寝ることにした。

 
3日目
朝起きると、きれいな朝焼けが。日本三大峠といわれている雁坂峠は看板だけで特に何もなかった。その後も、特に記憶に残らない山を越えていく。日本百名山の甲武信山までは意外ときつかった。百名山だけあって、数人の人とすれ違う。山頂からの展望は、なかなか良かった。南アや八ッ岳に雲がかかっているのが非常に残念だ。山頂では、タッパー飯を食べる。先発隊が、食中毒になったのでミートボールは食べたくないという人が数人。あの渡部さえも、食べたくないというではないか。私は、15個くらい食べましたが大丈夫でした。タッパー飯を食べて、国師のタルへ向かう。しかし、佐々木があまりに元気で余裕なので、私、そして上級生は佐々木をつぶすことを決心しました。
一本とって、レーションをしっかりとって私も走る準備をします。適度な上りと下りが続くコースで走るにはいい感じです。佐々木は、なかなかキツそう。読図ができていなかったので、「まだかよー」とキレながら叫んでいたのが印象に残っています。国師のタルについて時計を見ると、何と1時間近く経っていました。その荷物でよく頑張ったなーと佐々木の頑張りに本当に感動しました。
この日は、水を制限するために、田中さんの差し入れのコーヒーをTPで飲みました。ありがとうございました。

 
4日目
ぱぱっと撤収して、出発する。佐々木は、パッキングが上手です。新人の錬成でパッキングの苦手な大池がめちゃくちゃ遅れて怒られていたことを思い出しました。
北仙丈岳という奥秩父で最高峰の山に登頂して、大弛峠に向かう。車で来れるため、登山道が整備されすぎてる。すべて木の階段ってなんだよという感じでした。
大弛峠は、金峰山に向かう登山客でいっぱいでした。静かに、山に登りたい私にとっては話しかけてくるおばちゃんたちは天敵です。森林限界を超えると、一気に展望が広がります。走りだしたい気持ちでいっぱいでしたが4年ということで我慢しました。
人が沢山いる山頂で、写真を撮ったり、タッパー飯を食べたりしました。さすがに、これだけの人の前でタッパー飯は恥ずかしい。人の多い、山頂をすぐに後にして、富士見平小屋に向かいます。ここからの、下りは奥秩父らしくない気持ちのよい下りでした。しかし、岩場の下りなので、なかなか進んでくれない。この、下りで出会った女性の登山者はこの合宿であった女性で一番きれいでした。一人というのもカッコいい。
ルーファイに慣れていないのか、佐々木を苦しめたいのかはわからないが青木は、大変なルートをよくとる。さすがの佐々木も、疲れたのか遅れがちになる。最後は、上級生で歌を歌いながら佐々木を励ます。
富士見平小屋につくと、人が沢山いるではないか。最終夜なのに騒げそうにないのが非常に残念だ。
青木のありがたい言葉や、佐々木の感想などを聞き最終夜を行う。水場で冷やしておいたビールは最高でした。

 
5日目
朝起きるとなぜかシュラポンしていた。いつ最終夜が終わったのかわからないが、楽しかったことだけは覚えている。そして、二日酔いである。
上級生として、二日酔いで登れないなんてありえないので気合で登る。GWで白馬に行ったときに、同期が二日酔いで登れなかったのはいい思い出です。
紺碧の空を歌い、瑞牆山に登頂する。一年ぶりの山頂は懐かしい。思い思いの写真を撮り、式典を行い、山頂を後にした。
増富温泉までの、林道歩き2時間はコンクリートの上なのでかなりきつい。佐々木は、ここでも最強ぶりを発揮して、慧と走って行ってしまった。
 
※ヤマレコ記録はこちら
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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