75代年間方針『成長』

 

64代秋合宿 後発隊 2012/10/31-11/5

登山・縦走

10/31(水)

いよいよ64代最初の合宿がはじまる。遅刻もなく、高田馬場駅に集合。今回は直前にH間が膝の故障で不参加となり、残念である。差し入れを頂き、西武秩父に向かう。西武秩父ではU山が『あの花』のポスターを撮りまくっている。Lはアニメのことは良く知らないが、U山はお気に入りのようだ。三峰口駅前のバス停でステビ、静かなので快適である。

 

11/1(木) 1日目

5時15分起床!タクシーが来るまで体操などをして体を動かす。タクシーは西武秩父から来たようで、西武秩父から乗れば良かった〜と後悔。大陽寺まで乗せてもらい行動開始。林道が二つに分かれており、一方へ行くと建物があり行き止まり。戻ってもう一方の北へ延びる林道を進むと登山口を発見。歌を歌いながら快適な秋山歩きを楽しむ。しかし三本目あたりからトップF永の足がつりはじめる。彼は今年の錬成合宿でも同様の症状により下山している。しかし今回は2年としてなんとしてでもこの行程を歩き通してもらわなければならない。少し休憩して再び歩き出すがすぐにまつり始める。差し入れは消費し、団配を解除する。悔しいが、初日で潰れてしまっては困るのだ。その場でストレッチやマッサージを行い、先へ進む。12時半、雲取小屋に到着。この頃にはF永の足の症状も和らいでいた。C1予定地の狼平まで進むことを決め、皆ダブポリにする。一気に重くなったザックを背負い、秋合宿最初の百名山雲取山へ。山頂ではY村のファンタが有り難い。狼平まで一気に下り、本日の幕場到着。かなり快適な幕場だ。設営はなかなか3分が切れず何度も行う。もう秋合宿なのでいい加減一発で終えて欲しい。

秋合宿の食当は新人F田と3年がローテーションで行う。人数が少ないからしょうがない。本日のメニューはキムチ鍋。翌日もごま鍋が続き、甘党の男子部員達は連日食事の時間が辛そうであった。夜は強風が吹き荒れていてLはあまり寝付けなかった。

 

11/2(金) 2日目

今日はニサシ。秋合宿は基本的にニサシで行くつもりだ。昨晩の強い風はやみ、静かな朝だ。素早く食当をして、暗闇の中撤収。しかし新人藤田はどうもパッキングが遅い。福永が喝を入れる。気合いの入った声が奥多摩の山に響く。

行動開始の4時はまだ暗いが今日は無限トラバースである。暗いうちに進んでおきたい。

大常木山手前の水場は枯れており、水が汲めなかった。奥秩父は水場が多いものの、調査不足を反省する。将監峠で大休止をとる。晴れていて気持ちはいいが、風が冷たい。ここから根性一本で唐松尾山まで登る。なかなかのハイペースだった。ここが今日の唯一のピークである。63代の山岳技術確認合宿でも訪れた場所であり、長谷川がコーラをぶちまけた話などで盛り上がる。

唐松尾山からの下りは踏み跡沿いに進んでしまい、戸惑う。ここはいつも要注意である。下りも一本で笠取小屋へ向かう。笠取山付近は気持ちの良い湿原が広がっており、小屋目前という事もあり、テンションがあがる。Y村は一人はしゃいでいる。Lは転んで泥だらけに。

小屋に着き設営をして今日は休憩時間。昼寝をしたりストレッチをしたりと思い思いに過ごす。早めに食当をし、今日も早めに就寝。就寝前には皆でF田のパッキングの指導に入る。が、上級生は我流のパッキングについていうので、F田はどれを採用するか逆に困っていた。そろそろ自分のスタイルを確立しなければ積雪期に対応出来ない。そして明日は絶対に間に合わせろよ。19時就寝としたが、「寝のボート隊」を筆頭に18時にはほとんど皆が寝ていた。

 

11/3(土) 3日目

本日も2時起床。朝食を済ませ素早く撤収。藤田のパッキングも何とか間に合った。暗い中行動を開始する。稜線上は風が強く気温が低い。休憩も風を避けながらとる。水晶山あたりからは雪がちらつき山の木々や皆のザックの上にはうっすらと積もっている。秋山から冬山への変わり目を感じる。内山のハイドレーションは凍ってしまい使い物にならなくなっていた。破不山の下りでは明治学院WVの大所帯とすれ違う。新歓合宿の武尊でもあったような、と思っているとY村は覚えられていたようでLの方と握手を交わしていた。甲武信小屋までの登りはF田を励ましF永ががんがん歌う。小屋手前は雪が残っており慎重にいく。そして甲武信小屋に到着!本日もお昼には到着し設営を行う。

今日の食当はローテーションでLが。久しぶりの食当だが、ちゃんと体に染み付いている。食事が終わってテントを出ると、幕場に張られたテントの数!!せまい幕場に30ちかくのテントが。早く来て良かったと思う。

 

11/4(日) 4日目

そろそろ慣れて来たぜ、2時起床!周りのテントの皆さんごめんなさい。でも今日は秋合宿一番の山場である大弛峠11時リミットをきるんです。小屋周りの雪が凍結して心配だったためY村トップで甲武小屋登る。山頂は強風だし、真っ暗で何も見えないので写真だけとって先へ進む。藤田のエレキがどうも不調。装備はしっかり使えるものをもってくること、と注意する。今日も晴れていて朝焼けの富士はなんとも美しい。今回は本当に天気に恵まれている。去年の錬成でS木が走ったあの道も懐かしみながら、さくさくすすむ。心配していた雪もほとんどない。国師ヶ岳・秩父最高峰の北奥千丈岳へ。ここからの眺めは最高で、八ヶ岳から遠くの北アルプスまでばっちり見えた。南アルプス・北アルプスはもう白くなっていた。ここから大弛峠まではひたすら快適な階段を下る。大弛峠のリミットをきり、金峰山へ向かう。今日の行程はまだまだ長い。金峰山は祝日+晴天だけあってカラフルな山ガール・山ボーイ、家族連れでにぎわっている。そしてそこにいるでかいザック集団は完全に浮いている。Y村は金峰山の五丈岩に登りたそうだったが、今回はお預け、またいつか。ここから本日の幕場まではひたすら下り。F田は足の靴連れが痛そうであったが、「ずぅっと〜行けば〜大日小屋に〜続いてる〜気がする〜」とカントリーロードの替え歌を歌いながら前に進んでいた。そしてC4予定地の大日小屋へ到着。いやぁ長い行程お疲れ様。今日の設営は一発で終え、休むヒマ無く食当。水は小屋横の細い沢から汲む事が出来た。そして今夜は最終夜!4日間運んだ沢山の差し入れとトークで盛り上がる。しかし明日もハイライトの瑞牆山が残っているので、そこそこにして就寝。

 

11/5(月) 5日目

今日はサシゴで。まずは富士見平小屋へ向かう。F永は初っぱなから迷っていて少々不安。前日の明るいうちに翌日の進む方向くらいは確認しておくように。富士見平小屋でテントを張りその中にデポ品を入れ、ピストン個装で山頂へ向かう。上部の岩場はルーファイが面倒だが、F永も後ろとコミュニケ—ションをとりながらルートを探して行く。そして山頂の展望はばっちりであった。Y村が持って来た早稲田のタオルをなびかせながら思い思いに写真をとる。他の登山者に「ちょっとうるさくなります」と許可をとり式典を執り行う。再び富士見平小屋に戻りデポ品を回収し、金山荘へ下山する。F田はU山に靴ヅレをからかわれながらも最後まで歩く。下山道は紅葉が素晴らしく、落ち葉の中のサクサクあるいた。金山荘の少し先のバス停で行程終了!皆さん本当にお疲れ様!下山後は定番の増富温泉で汗を流し、うどんをかき込み、バスに飛び乗った。そして韮崎駅で解散。皆さん本当に秋合宿お疲れ様でした。
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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