【メンバー】3人
3年 L川端 SL坂上 志保
2年 佐藤
【行程】
3/5(金)
韮崎駅=瑞牆山荘−富士見平小屋C0
15:00 韮崎駅集合、タクシーで瑞牆山荘まで運んでもらう。4人で10450円。本当はバスで行くつもりだったが、出発の数日前にバスは翌日6日からの運行だと知り、慌ててタクシーを予約。危ない危ない…。
タクシーから降りたら小屋まで少し歩きます。普通に登山道。30分ほどの行程ではあったが、これが結構ハード。トップのs藤君が飛ばすもんだから後ろの3年はヒイヒイ…。小屋が見えてきたところに水場があるんで、明日の行動用にと汲んで行く。ここの湧き水、冬季も凍らず、HPで紹介しているだけあって申し分ない美味しさ‼︎
17:00~ 明日明後日の行程はアイゼン必須、ということでS上、S保氏らによるアイピン講習会開催。残念なことにうちの部ではアイピンワカンを積極的につかっておらず、これらの装備を使いこなせる人間が非常に少ない。そこで、文登研に参加した2人に装備の付け方から使い方まで指導してもらった。S藤君、この技術継承は君にかかっているかもしれない…頼んだよ。
小屋前のキャンプサイトにダンロップを張って20:00 就寝。ちなみにテント場料金は、一人当たり1000円、この中にトイレ使用料も含まれる。基本的に小屋の管理人は週末しか常駐していない。
3/6(土)
富士見平小屋–瑞牆山–富士見平小屋–みずがき山の森のキャンプ場–富士見平小屋C1
4:00 起床。外が暗いので二度寝。
5:40 出発。10分程でアイゼン出動。最近は人がかなり入ったらしく、地面は踏み固められていたが、山頂までずっと凍結。
7:40 山頂到着。風は強いが展望は最高。八ヶ岳方面は霞んでいて見えない。寒いので景色を楽しんだら即下山。
下りは斜度がきついため新人には怖いかな…登りもペース間違えるとバテるぞ。
9:30 富士見平小屋到着、少し休んでキャンプ場の視察に向かう。
キャンプ場方面は雪はほとんどついていない。林道のはじめは凍っていたけど、慎重に歩けばアイゼンは必要なかった。
11:00 キャンプ場到着。富士見平小屋からは1.5h程であった。まだ営業期間に入っておらず、キャンプ場付近には誰もいない。この日はたまたま管理人の方がいらっしゃったので、キャンプ場についてお話を聞くことができた。どうもここ最近このキャンプ場、人気が出てきたらしく、敷地を拡大中らしい。私たちが訪れた時もブルドーザーが動いていた。
12:30 富士見平小屋着。週末ということもあって、昨日に比べテントの数が増えていた。S保君とはここでお別れ。就活頑張って。
今日の行程は終了した。2本のピストンはかなりの疲労感をもたらしたよう。今日はすることないからゆっくり休んでくれ。同期のS上はここ最近ぼーっとしてる暇なかったな…と寂しそうに呟いていた。
19:00 就寝。春合宿で消費できなかったペミカン入りの麻婆丼がみんなの腹のなかで暴れた夜だった。
3/7(日)
C1富士見平小屋−金峰山–富士見平小屋–瑞牆山荘=韮崎駅
3:30 起床。他の宿泊客がうるさい。寝ぼけ眼で味噌汁を啜って出発準備。いくつかのパーティが5時前に我々のテントの前を通り過ぎていった。早いなあ。
5:15 空がしらみだした頃を見計らって出発。
今日も開始10分程でアイゼンを装着。飯盛山までは尾根が広い。朝一ということでゆっくり着実に歩みを進めます。
6:20 大日小屋で一本。他の登山客と抜きつ抜かれつ…。
大日岩の鎖場はアイゼンでの通過は怖かった。特に下りは。
2317mまで一気に高度を上げていく。かなりの急斜面。これ、ラッセルだったら死んでたわ。途中、4人の男女パーティが我々の脇を足早に通り過ぎていった。何をそんなに急いでいるのか。軽アイゼンでもトレランは可能なのか?というかこんな時間に下山してきて彼らはどこからきたんだ?
そして森林限界を超える…。稜線上は風が強そうなのでピッケルを出した。
千代の吹上と呼ばれるだけあって、この日も強風、と思いきやピタリと風がやむとヤッケを着た体が途端に汗を吹き出す。風がないと暑い、昨日今日は山でも小春日和である。
ところどころ身を乗り出したら落っこちそうな絶壁が見受けられた。いうほど切り立ってはいないけど、稜線南側は注意してください。
8:45 山頂到着。
20分ほどの休憩の後、下山開始。春の奥秩父を全身で感じながら降りていく一向。瑞牆も遠目で見えます…美しい。
この陽気で大日小屋付近の雪は朝よりも溶けて地面がぬかるんでいた。この調子だと瑞牆も新歓合宿の時には溶けきっているかな…?
11:30 富士見平小屋着。テントをたたんで、山荘まで一気に下山。最後の30分がかなり応えた。行きも通ったはずだが、登山道がわかりにくい…。
12:20 瑞牆山荘着、行程終了。ちょうどバスが止まってくれていた、有難や。山荘に来るバスは1hに一本。風呂は途中下車しないと入れません。韮崎駅にはないからね。我々は体を清めることなく電車に乗り込んでしまった。
新歓合宿の調査としては十分な情報を得られた。管理人にアポイントを取らずにキャンプ場に入り込んでしまったのは反省。積雪に関しては合宿3週間前の調査だったため、あまり参考にならないが、ルート上の危険箇所は目視できた。ペース配分や注意喚起を徹底しよう。
やはり、積雪期・残雪期の重登山靴登山はワンゲルにとってはあまり馴染みのない領域。アイピンの使い方など毎年伝承していった方が良いのか…?単純に山スキーでは味わえないものがあるから、今後より多くの部員に体験してもらいたい活動ではある。
川端
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