メンバー:大佐古③ 新居④ 野本② 大家さん(35代) 福島さん(68代)
目的:オートルート踏破へ向けた、滑走、シートラ・アイピン歩行の練習
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〈記録〉
【1日目】
金夜に立川に集合し、大家さんの新車で扇沢へ。扇沢にも雪が積もっており、有料駐車場しか除雪されていなかった。大家さんによると、この時期に扇沢に積もるのはかなり珍しいらしい。この日は車中泊。
7時に起床し、改札の列に荷物を置いて券売り場に並ぶ。アルペンルートの富山側が閉じたにもかかわらず、そんなに混んでいなかった。あと、次はウェブチケットにする。
始発8:30発のバスに乗り、10時前に室堂着。係の人から、22日からの連続降雪は200㎝以上で、かなり危険なコンディションだと伝えられる。雷鳥平まで行くのはやめとけとのこと。また、視界不良&悪天候のため、屋上の真横に臨時野営場が設置されていた(通常の仮設野営場もある)。
テントを設営したあと、ターミナルの待合室で待機。吹雪いていて、まともに行動できる状況ではなかった。寒くて視界が悪いと気分も下がる。
13:30ごろに意を決して室堂山まで向かう。視界は平均して40mほどで、室堂山荘の方向すらわからなくなりそうだった。近藤謙司ガイド隊のトレースを一部使わせてもらい、2630m付近までいった。視界がない状況では滑るもんじゃないなと感じた。
テントを掘り返し、いろいろ片付けて食当開始。
OB二人が半分以上のスペースを使って寝たため、現役は寝相を変えることが出来なかった(何故かめっちゃくちゃ寝れた)。
【2日目】
4:30起床4:55点火。20分以上ライターと格闘した。野本は豆ができていた。テントはそのままで、6時過ぎに行動を開始。
視界が明瞭であれば剣御前方面に行く事を決めていたので雷鳥平へ直行したが、同方面にいく人が一人もおらず少し不安な気持ちになる。無人の雷鳥平にドロップする経験は貴重だった。
いつもの橋が外されていたので、40mほど下流の繋がってるところから川を渡り剣御前へ。
それなりにシールだと苦労するところもあったが、かなり上まで担がなかった。担ぎたくもなかった。しかし、小屋へのトラバース開始地点が氷化していたためアイゼンに履き替える。新居さんが全くの初めてだったので少し不安だったが、カリカリだったのはその一箇所のみで、あとは膝~腰ラッセルに苦しんだ。
時間的に剣沢を落とすのも微妙で、雷鳥沢上部をスキーでトラバースするのも怖かったので来た道を担いで戻った。安全牌。氷化地点からは標高差400m弱の開放的な滑降。今までで1番良かった。
そのまま室堂まで戻り、自分と福島さんだけ室堂山をおかわりした。前日はなんのこっちゃ分からなかったので新鮮だった。
15:15のトロリーバスに乗り扇沢へ。薬師の湯に入り、大町でラーメンを食べて帰京。最高のシーズンインでした。
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