240807-0812 75代夏合宿2Rボート~百川帰海~なまら100km隊

ボート

【メンバー】L3年小田、SL4年浦林、3年中村、2年細見、新人森岡

【行動概略】

8月7日(水)

8月8日(木)

8月9日(金)

S旭川=名寄高校駅

=士別橋C0

行動時間0h

C0士別橋-C1名寄大橋

行動時間5.5h

(予定時間6h)

C1名寄大橋-C2美深アイランド

行動時間7.5h   (予定時間8h)

12:00  旭川駅

16:30 士別橋C0

21:00 就寝

4:00 起床

6:00 出艇

11:30 名寄大橋C1

14:30 点火

16:30 全ミ

19:00 就寝

2:00 起床

4:45 出艇

9:00 美深橋

12:15 美深アイランドC2

16:00 点火

18:00 全ミ

就寝フリー

8月10日(土)

8月11日(日)

8月12日(月)

休養日

C2美深アイランド-C3 天塩川温泉野営場

行動時間3h

(予定時間4h)

C3天塩川温泉野営場

-北海道命名之地G=旭川

行動時間2.5h

(予定時間4h)

22:00 就寝

5:00 起床

8:00 出艇

11:00 天塩川温泉C3

17:00 点火

18:30 全ミ

22:00 就寝

5:00 起床

7:00 出艇

9:30 北海道命名之地G

13:00 筬島駅

18:00 旭川駅

【計画省察】

本計画は75代夏合宿で行ったボート活動のうち、ツーリングを目的に計画を作成した。68代でも天塩川に行っていることや天塩川ツーリングマップがあり、我が部のような活動形態にも対応がしやすい地域であると感じた。水位に関して、事前情報では8月が一番水位が少なく、スタックが多くなる予測もしていたが、全体を通して水量の少なさは感じなかった。事前にある程度雨が降ったことも要因としては在りそうだが、一定期間時間がたっていく際は事前にラフティング会社などに問い合わせてみても良いかもしれない。

また、活動の強度についてはボート活動を普段していないメンバーも参加することを考慮し少し優しいものにした。ただ、下流に行き過ぎると風が強くなるという情報も多数あったため、距離を延ばす際は少し注意が必要。

そして、装備の回送、郵送は佐川急便で行ったが、この地域の佐川急便は集荷依頼をしても時間の制約があることが多いそうなので(広大な範囲をカバーしているため)事前に集荷可能か聞く際に、集荷可能な時間についてもある程度聞いておくことが重要そうだった。

加えて、本計画を作成するうえで以下のマップを参考にしたので記載しておく。

(参考)ダウンザテッシ作成, vktdfd000000e9j6.pdf (mlit.go.jp)

【行動省察】

8月6日

この日は移動日。朝、帯広から旭川まで高速バスで移動する。夕方ごろに到着する。帯広より都会なのか田舎なのか分からない。おそらく、都会。近くの橋の下に拠点を作成する。これが如何にもテントを張ってくださいと言わんばかりの場所。人の目からも逃れられそうだ。その後、偶々旭川に来ていた46代渡辺さんから差し入れを頂いた。今日は近くの焼き鳥屋さんで新子焼きを食べた。2件目にラーメンも行った。これはイマイチだった。

8月7日

12時に出発。バスと電車どちらでも行けたが、安く済ませるためバスで行くことに。怪我で来れない井上に送って貰ったボート類を回収しに佐川急便までいく。そこから、もう一度バスに乗り込みC0のつくも水郷医公園まで。到着の5分前にゲリラ豪雨に遭遇。急いで、テントを立てる。今日のご飯は渡辺さんから頂いたジンギスカン鍋。この後、分かるのだがこの時食べていたのはジンギスカン煮込みだった。旨い旨いと言いながら平らげた。

8月8日

ついに出発。最初、飛び石があるのでそこの下流から出艇する。もともと参加予定だった弘中が不参加になったため、船割りは3人と2人というアンバランスな感じに。2人の方が基本的には遅くなるため、自分が乗っていた。     この日のメインイベントは2回のポーテージ。天塩川第二頭首工は右岸で、風連二十線堰提は左岸からポーテージした。風連のほうでポーテージ中に大量をアリにかまれて痛かった。名寄ヒアリと呼んでいた。全体を通して、雨の影響なのか水は泥色に霞んでいた。一方、全長3mほどの大鳥を見たり、川を鹿の親子が横切っていくのを確認することが出来て、北海道ならではのボートツーリングを楽しむことが出来た。名寄大橋到着後幕営地探しの旅へ。もともと、右岸の箇所にテントマークがあったのでそこで幕営予定だったが、ボートだけおいて水場がある近くの公園まで行くことにした。この日のメニューはカルボナーラ。粉チーズまで購入し、本格的なものだった。途中で、地域のおじいちゃんから寝るのか?的なことを聞かれて、皆で上手く誤魔化した。おそらく、テント泊は禁止のようだ。

8月9日

この日は行動時間が最長の予定。そそくさと準備をして、5時前に出艇する。天気予報はバラバラで曇りの予報もあれば、1時間で10mmの雨予報もある。この日、停滞すると翌日美深アイランドで休養が出来ない。皆の意見も聞き、今日はある程度雨も覚悟しながら、頑張ることにした。普段は使わない雨具もすぐに使えるように構えながら漕いでいると、8時ごろから猛烈な豪雨に。逆にテンションがあがるぐらいの雨だ。雨だ体温が下がるのが怖いので、意識して大きく強く漕ぐ。買い出しの為に一度美深橋で一度ボートを上げる。中村が結構震えている。軽い低体温症になっていた。雨を凌げる橋の下に移動し、レーションを食べて体力の回復を待つ。その時、スマホに名寄市の氾濫注意報の通知が入ってきた。やはり、それほど雨量だった。若干不安だったので、ボートをもう少し高い場所に移動させ買い出しに行く。その後、美深橋に戻ってきて、20cmほどの水位の上昇を確認した。美深アイランドまで30分ほどで行けると読み、再出発。お昼頃には到着した。到着時には曇っていた空も晴れていて、この日の疲れも忘れていた。すぐにチェックインして、テントを張る。取り敢えずはお風呂。とにかく、お風呂。そして、明日の休養日の予定を話しながら、食当開始。今日のメニューはなんと豚丼。帯広で何個が食ったが、ここで食ったのが一番沁みた。翌日が休養日なので、この日はお酒も解禁。ビールと豚丼の相性がたまらない。夜には、皆で呪詛というホラー映画を鑑賞。細見が意外と苦手みたいだ。そして、渡辺さんから頂いた一升瓶を開ける。といっても飲むのは自分と浦林さんくらい。最後は、結構同じ話を何回も語ってしまったようだ。すまない。

8月10日

休養日。ここにくるのもこの計画を作っている中で楽しみの一つになっていた。アイランドというだけあって、遊び放題だ。おのおの、チョウザメ館に行ったり、テントでダラダラしたり、道の駅に行ってコロッケ食べたり、ソフトクリームを食べたりしていた。牛のソフトだけでなく、羊の乳から作ったシープソフトというものがあった。細見いわく、濃さが違うらしい。お昼は道の駅にあるレストランへ。あんかけ焼きそばの大盛りメニューがあり、皆にのせられて注文。来たのは、銀の平皿に載ってある3人前ほどのもの。これくらいならとぺろりと平らげた。その後は、皆でショートゴルフをする。これが盛り上がった。やはり、ゴルフは力では勝てない。自分よりも中村、細見がうまい。細見は、球を打ち上げる作戦を多用。これがハマったり、ハマらなかったりと大笑いした。浦林さんも、最初は軽い感じで遊んでいたが、途中から負けず嫌いを発動し、結構ムキになってやっていた。夜は花火大会。思い返してみると夏に手持ち花火をしたのはここでの一回だけだったかもしれない。

8月11日

この日は天塩川温泉まで。天気も良くて気持ちい日になりそうだ。と思っていたのもつかの間だった。フロアバルブが故障する。中の赤色のピンが抜けてしまい、空気を入れてもすぐに抜けてしまう。ダクトテープでなんとか補修して、出艇する。少し様子をみながら進む。特に問題はなさそうだ。初日はままならなかった中村の前漕ぎも結構いいフォームになってきてる。途中暑かったので、水に飛び込む。ここでトラブル発生。閉じていると思っていたスマホのカバーが開いていてスマホが水没した。この日以降カメラが撮れなくなった。11時に天塩川温泉に到着。ここの幕営地が無料なうえに綺麗でよかった。北海道はこういうテント場が多くて助かる。スマホを米を入れたジップロックに入れて乾燥させる。同時に明日の佐川急便の集荷依頼の電話をする。しかし、12時以降じゃないと来れないそうなので、集荷はせずに自分たちで佐川急便名寄営業所まで運ぶことに。都会の感覚で何時にでも来てもらえると思っていた。反省。今日の幕営地は近くにスーパーがないので食袋のカレー。1Rもチャりだったので久しぶりにワンゲル飯を食う。これはこれで旨い。

8月12日

ついに最終日。天気は晴れ。ピーカンだ。最後は松浦武四郎が北海道と命名した。「北海道命名之地」がゴール。距離もないので、思い思いに漕いでいく。最後は20分漕ぎでしめる。到着後はボートを乾かしてから移動開始。この移動が結構キツイ。筬島駅まで20、30分ほど歩く。しかも、装備をもっているので足が重い。熱中症になりかけながら、歩ききる。筬島駅は当然無人駅。電車を待つまで、細見が駅においてある日記に追記していた。その後は佐川急便に行って、帯広まで装備を送り返す。値段が思ったよりも高く、驚いていたら浦林さんが掛け合ってくれて値引きしてくれた。恐るべし。そして、そのまま旭川まで戻り夜は大黒屋という店でジンギスカンパーティー2時間ほど待って入った羊肉は絶品。全員、財布のひもを緩め散財した。この日は6日にも泊まった橋の下で野宿。翌日の朝一の高速バスに乗り帯広まで戻った。

ps.結局小田のスマホは直らず、帯広で15000円かけて修理した。

【まとめ】

天候にも恵まれ、ボートツーリングの醍醐味を味わうことが出来た。途中、大雨に遭遇したのも今となってはいい思い出だが、ボート活動と言えど低体温症のリスクはあるので無茶はしてはいけない。景色、動物、温泉、ご飯、アクティビティー、そしてボート活動。すべてが印象深く、生涯忘れることのない経験になった。合宿のリーダーをとるのは初めてだったが、いい準備ができて良かった。そして、計画作成からサポートしてくれた浦林さん。ありがとうございました。

文責 小田

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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