5月1日
前日に同期Aの車で奥多摩まで向かう。
逆川の分岐のところにある窪みに車を停めて、この日は終了。あらかじめGooglemapで確認はしていたが、その時まさかこの道の終点までストリートビューがあるとは思わなかった。恐るべし。
写真では車が停まっていたが幸いにも他の人はこの場所に停めていなかった。
事前に買っておいた惣菜をつまみに、ビールを軽く飲む。暗い中にも何台か車が通過していく。崖のすぐそばで落石が恐いのでこの日は車の中で寝る。
5月2日
朝は寒い。
早々に用意して出発する。
ゲートを開けて林道を歩いていく。意外と後ろからくる車が多かった。
一度下降地点を見逃して過ぎてしまう。下山ポイントまで歩いて行ってしまい、5分ほど引き返す。カーブミラーは存在感が薄かった。
沢装備を付け、そこそこ急な斜面を下り、入渓する。
下りたところから少し登ったところに分岐があり、そこから逆川となる。
奥多摩らしく沢床は少し暗いが、所々光が差し込んでくる。
連続滝の下の3mは左からへつっていく。上部、7m滝でザイルを出す。遡行図通りに右からS木トップで登る。左に折れるところでハーケンを打ち、中間支点を取る。ここは少々高度感がある。
その後はちょいちょいつっぱたりしながら、1時間ほど沢を歩く。
釜でF田が泳いでみるが、あえなく敗退。
4mでザイルを出し、左から登る。F田はまだハーケン練習をしていないので、やはりS木がトップ。ここは一度ハーケンを打とうとしたが、岩が脆くなかなか決まらない。跨がなくてはならないところを何とか超えて、残地シュリンゲまで手を伸ばす。ランニングビレイを取り、やっとこさ滝を超える。
しかし、セカンドのA木がどうにも跨げず、苦戦する。お助け紐を出せる状態ではなかったので、このルートは諦め、ザイルを回収し別ルートから行くことにする。
滝の手前の左壁を木を頼りに登っていき、高巻くようにする。中間支点は木が多く取りやすかったが、ルート的に曲がる箇所が多くザイルアップ時に抵抗が大きくなってしまった。
結局残り3人はこっちから来たので、シュリンゲとカラビナ(還付)は残置することになってしまった。(後日知り合いがこの沢を下降したが、残置カラビナはなかったという)
最後懸垂下降をして沢床に下りた時には2時間近くかかってしまった。
後は遡行図通りにトイ状は突っ張り、その上4m滝は高巻いて懸垂する。
最後ウスバ林道真下の10m滝で写真を撮り、左から枝沢を登り林道に出る。
林道は入ってすぐに崩れているところがあったが、その後は特に問題なく進み、出発時に来てしまった下山地点まで行く。何故か花粉症の話をした気がする。
奥多摩駅まで戻った後は風呂に入り、買い出しをしてあった食料で広い駐車場の一角で鍋を作る。
シーズン初めの沢としては申し分なかった。個人的には下山も含めて丹沢よりも奥多摩の方が好きだと思う。
ザイルを使いだすと時間がかかり過ぎてしまうとことがやはり気になる。
登っている時間は仕方がないとして、その前後の時間をいかに無駄なく使えるかが大事だろう。またセカンドの支点回収にも、ラストが危なくならないように注意する必要がある。
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