【主旨】
北海道の沢を楽しむとともに、沢中泊の経験を積む。
【メンバー】
L:S木 SL:F田 2年:K林、N嶋 新人:K、F島、H田 大家監督
【日程】
2014年8月17日~20日
【行程】
8月17日
旭川=清流橋駐車場-ポンクワウンナイ川出合 C0
8月18日
ポンクワウンナイ川出合6:00-クワウンナイ川遡行-カウン沢出合11:40 C1
8月19日
カウン沢出合5:50-滝ノ瀬十三丁入口6:50-登山道-ヒサゴ沼避難小屋12:50
8月20日
ヒサゴ沼避難小屋-化雲岳-天人峡温泉
【記録】
※新人F島の記録はコチラ
8月17日
初日はクワウンナイ川本流とポンクワウンナイ沢の出合にて幕営。釣りを試みるもののまったく魚影が見えず、釣れないかと思っていたら新人のKが何か不思議な魚を釣ってくる。手が生えているような奇妙な形だったが、味は普通の川魚の味だった。
8月18日
クワウンナイ川の遡行は難所もなく単調な河原歩きが続く。渡渉を繰りかえしながら遡行していくが、トップのK林は良いところを突いたり、全く良くないところをつきながらもかなり速いペースで進んでいく。新人達は必死に付いていくがどうしても新人のF島は遅れ気味になる。
天候は快晴で景色もよく、スピーディーに沢を楽しんでいるとあっという間にカウン沢との出合に到着する。予定時間は時間程度であったが所要時間は時間程度。…やはり早い。監督には進むルートは改善の余地ありだが体力は良いものがあると若干褒めて頂く。カウン沢出合では幕営をした後に釣りの時間に移行した。監督を筆頭にS木、N嶋、Kでオショロコマを狙う。結果は大漁であった。こんなに簡単に釣れるものなのかと感動していた。食事の際には監督が特製の焼き場を構築して大いに皆で魚を楽しんだ。
8月19日
カウン沢出合より先も単調な河原歩きが続いていき、やがて滝ノ瀬十三丁に到着する。最初の斜滝を左岸より上がると永遠と続くナメ滝が始まっていた。若干の曇り空の中で肌寒いが、皆歓喜の声を上げてはしゃいでいく。N嶋は出国前の最後の活動ということもあってか、とても楽しそうにしていた。トップのK林のペースはここでも落ちることはなく、グイグイと進んでいく……。「おいおい、これだと写真をゆっくり撮ることも出来ないな」と思い始めた頃に見かねた監督がストップをかける。花より団子の彼女には景色よりも肌寒い行程を早くおえて幕場に行きたいという気持ちしかなかったのだろう。皆も写真を撮りたがっていたようで、そこからのんびりと写真を撮りながら進んでいく。
5mハング滝は記録通り右岸より巻く。ロープが何本も垂れ下がっていたが安全の為に後続者は確保を取ってあがる。登攀的な雰囲気のある箇所はこの一点のみで、他は巻き道を容易に上がれるので問題はない。詰めあがりには藪もなく、単調に進んでいくと登山道に合流する。降り出した雨によるダメージと疲れ切っていたことから、登山道に合流しても黙々と進んでいく。これに対しても監督から元気がないとの指摘を受けてしまった。ヒサゴ沼避難小屋に泊まりにいくが、1Rの際にあった雪渓は溶けてなくなっていたので安心する。小屋には多くの人が宿泊しており、2階で寝るものの一人分のスペースは結構狭かった。
8月20日
下山日は雨天の中での行動となった。登山道を歩くので当然の如く運動靴に履き替えて下山をしていくが、どうやらこの判断は間違っていたようだった。化雲岳から天人峡温泉への下山道の水はけは想像以上に悪く、もはや沢の下降のような状況と化しており、深いところでは膝下まで水に入らなければならないような箇所もあった。文句や悲鳴をあげつつ、ずぶ濡れになりながら下山していくと第二公園あたりからやっとまともな登山道になっていく。天人峡温泉では他に入浴客もおらず、貸切状態で温泉を楽しめた。
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