75代年間方針『成長』

 

奥多摩 入川谷 2003/10/5

沢登り

入川谷ワンダリング報告書

日時:2003年10月5日
メンバー:L 只野(48代) SL 牛田光則(2年) 後藤(47代)

~主旨~

・世の中を見てるとそろそろ沢シーズンも終わりに近づいたと感じたので……
・2年牛田の沢では初のトップ体験

 


 
~記録~

10月5日(日)

 7:15、青梅線の古里駅に集合。只野さんも後藤さんも10月早朝の気温に震えていたが、天気予報によると一日雨はなさそう。早速、青梅街道を奥多摩方面に進み古里附橋から採石場に向かう林道に入る。真っ暗なトンネルを過ぎると林道が分かれるが、左の道を進む。採石場の斜面丸ごと削り取られた山肌が痛々しい。出発から40分くらいで堰堤上の広い川原に到着。テントが2,3張り立っていた。ここで沢装をつけて8:30遡行開始。

 広川原から右岸に立派な踏み跡(というか登山道と言っても良いくらい)が付いていたので、最初からそれを辿る。すぐに沢に降りる道とトラバースを続ける道に分かれるが、トラバースの道は次第に尾根をめがけてジグザグの急登となる。さすがに違うということで引き返して沢に降りる道を行く。堰堤を幾つか越えると沢は土砂に埋り伏流となる。その後もしばらくは、流れが出てきても穏やかな小川歩きといった感じだ。流れが沢っぽくなってくると左岸から布滝沢が入ってくる。出合いからは布滝(12m)がよく見える。さらに進んで9:25、仕事道の橋が掛かっているあたりで一本。

 ここまでは大きな滝なども無く、何となく歩いてきたなぁという印象だったが、ここからは大きな滝が連続して現れる。まずはF1外道ノ滝(8m)で、この滝はその上の堰堤と一緒に左岸を巻く。そこまで危険というほどでもないが、ザイルを扱う練習のためにランニングビレイをとって確保する。次のF2兆子ノ滝(8m)は右岸からやはりザイルで確保して高巻く。両方とも踏み跡が付いていた。そして11:00、F3(8m)手前の右岸から合流する柳釜沢出合いで一本。

 F3の奥にはさらに落差の大きいF4速滝(15m)も見えている。F3の滝壷には取り付きも見当たらないので、柳釜沢からF3とF4を一気に高巻くことに。柳釜沢の最初の枝沢を登るがホールドの少ない7,8mの壁が立ち塞ぎ、その上はガレた急斜となっている。壁はハーケンを打ち込みランビレを取りながら直登してゆくが、登っても先は長そうなのでやっぱりエスケープルート(柳釜沢を登りつめ川苔山、鳩ノ巣間の登山道へ)を取ることにする。柳釜沢本流には滝が掛かっているのでそのまま斜面をトラバース気味に数ピッチ進み、13:50柳釜沢の滝の上、標高800mくらいで一本。大体1ピッチ30分弱か。

 そこからは沢を登っていくが、地形図の等高線を見れば分かるように傾斜もきつくない。次第に右岸が植林の杉林となってきて、14:15、860m付近で登山道に出る。あとは登山道を鳩ノ巣駅目指して下るのみである。約一時間歩いて15:20に鳩ノ巣駅に下山した。

記録者:牛田 光則
 

Waseda Wander Vogel

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