75代年間方針『成長』

 

神奈川・山梨・静岡 2011/4/28-29

ワンダリング記録

潮岬長距離W-ingに向けて第4弾
1日平均150kmの移動を目指す

 

28日(木) 
5:34木場公園出発―<永代通り>―<R1>―6:53:尻手―横浜―8:11東戸塚―<r30>―<R134>9:59大磯―<R1>―<R255>―小田原11:23―<r720>―r74―南足柄―<r78>―13:57足柄峠―15:24御殿場―<R138>―17:34篭坂峠―山中湖―<R413>―山伏峠―19:08 道の駅「どうし」 着 C1 【13h34min】(休憩時間 2hを含む)
 
29日(金) 
5:25道の駅「どうし」出発―<R413>―津久井6:38―<r64>―<r70>―8:50ヤビツ峠―秦野―<r71>―二宮―<R1>―10:04大磯―<R134>―<r30>―11:24遊行寺―<R1>―12:35横浜―14:30日本橋 着 【9h05min】(休憩時間 55min含む)

 

<行動記録>
27日(水)
吉村が日本橋5時集合は無理ということで都内の木場公園にてC0を行う。Lは水曜が監コー会だったため、日をまたいで0時30分に合流。吉村は先に寝ていた。強い雨。風もビュンビュン吹いている。「明日は少しばかり出発が遅れるかな」と思いつつ就寝。

 
28日(木)
総距離 159.3km 最大標高差 1113m 獲得標高 上り:2013m 下り:1321m

・木場公園~尻手
行動時間 1h19min
移動距離 25.3km

5時起床。雨は弱まり、空も明るい。予報では晴れるのは9時くらいという話であったがそれよりも早く雨雲は過ぎてしまったようだ。これはラッキー!
朝食を食べ、5時34分に出発。永代通りを西に行けば国道1号にぶつかる。国道1号は前の箱根ワンダリングでも通ったことのある道である。6:53川崎に入ったところで1本、10分休憩。

休憩中、Lのフロントタイヤの消耗が激しいので、若干穴のあきそうな部分をガムテープで補修。バーストしないかどうか気が気ではない。潮岬ワンダリングまでには確実に交換しておこうと誓う。

・尻手~東戸塚
行動時間 1h08min
移動距離 20.6km(木場公園から45.9km)

7時3分出発。横浜駅を過ぎ、8時11分不動坂の分岐手前で1本。交通量は多い。

・東戸塚~大磯
行動時間 1h38m
移動距離 25.5km(木場公園から71.4km)

8時21分出発。藤沢バイパスは通過できないということが前回のワンダリングで分かったので、今
回は最初から県道30号に入り、国道134号に降りる。途中、戸塚の踏切につかまる。通勤ラッシュの
時間帯にもろかぶりしており、開かずの踏切と化している。5分程待ったが、空く気配がないので、戸
塚駅に向かう。駅構内が通り抜けできるようになっていた。戸塚の踏切を越えるのに20分くらいかかっ
てしまった。今後もこのルートを使う場合は要注意である。辻堂あたりから富士山が見える。今日はあ
の近くまで移動するのかと思いながら自転車を漕ぐ。
国道134号に入ったら1本と指示を出すが、なか
なかこちら側にコンビニがない。前回は戸塚以降、猛烈な風に悩まされたが、今回は、ほとんど風なし。
国道134号は防風林があるのも嬉しい。湘南トネリコ大橋という大きな橋を渡る。前回、国道134号を
走ったのは、およそ1年前であるが、その時はまだ工事中であった。「いつの間にかできていたのか」
と思いつつ、橋の上は強風に襲われる。歩道があるので歩道を走ったほうが良いであろう。橋を渡って
すぐ、唐ヶ原の交差点にようやくファミマがあった。少し長く漕いだので15分休憩とする。

・大磯~小田原
行動時間 1h09min
移動距離 21.2km(木場公園から92.6km)

10時14分出発。ここら辺は海が近いわりに海が見えない。切れ間切れ間で海が見える。今回は本当に風がない。11時23分、小田原市内で1本。いよいよ、ここから登りである。

・小田原~関場(200mup)
行動時間 1h04min
移動距離 13km(木場公園から105.6km)

11時33分出発。国道255号から県道720号に入る時、吉村がルートをミスる。地図をちゃんと携行
していないからである。ミスるようなら、マップケースをつけること!県道74号はまだ緩やかな登り。
南足柄市内を通り抜ける。県道78号に入ると途端にキツイup!神奈川とは思えない、いわゆる里山
的なのどかな風景とは裏腹に、息も絶え絶えな2人。1h走ったところで、たまらず休憩を取る。

・関場~足柄峠 (500m up)
行動時間 1h10min
移動距離 6.9km(木場公園から112.5km)

マップルを見るとまだまだ頂上は先である。実際、峠まで7kmという標識があった。落ち込む2人。
峠に近付けば近付くほど傾斜がキツくなっていく。1回、態勢を崩して足をついた途端、両足を吊ってしまった。情けない… 吊った部分をほぐして、また行動再開。頂上付近は10%を超える傾斜。吉村が若干遅れ始める。吉村が遅れるのを見るのは久しぶりである。過去、御殿場からこの峠を越えたことがあり、その時はあっさり越えた印象であったが、逆側からだと地獄である。峠の2面性を思い知らされる。交通量が比較的少ないのが救いである。足柄峠に到着するが、最高地点はそこから少し先に進んだ展望台の部分。13:57、展望台到着。死にそうな2人。20分の大休止とする。

・足柄峠~御殿場
行動時間 1h07min
移動距離 12.8km (木場公園から125.3km)

足柄峠の頂上は風が強い。半袖だと若干の寒さを覚える。Lにとって2回目の足柄峠であったが印象が180度変わってしまった。鬼W-ingに小田原側の足柄峠は使えることが判明。14:17出発。
登った後には下りが待っている。急カーブなので気をつけながら下る。足柄まで下ると御殿場まで少し登り返す。15時24分御殿場到着。16時にリミットを設定していたので、それは切れた。先に進むこととする。ここから先も篭坂峠まで登りである。

・御殿場~須走 (500mup)
行動時間 1h12min
移動距離 10.2km (木場公園から135.5km)

篭坂峠は去年のGWでも来たことがあるので、なんとなく道は覚えていた。しばらく傾斜はきつくないが、だらだらと登りが続く。東富士五湖道の須走ICまで交通量が多いので、ところどころ歩道を使って登る。須走ICを過ぎたところに道の駅「すばしり」というものが出来ていた。去年にはなかったものである。少し気になったが、立ち寄らずにその先のセブンで1本。ここまで来てしまえば篭坂峠はもうすぐである。

・須走~篭坂峠(200mup)
行動時間 38min
移動距離 4.8km(木場公園から140.3km)

吉村は篭坂峠にキツいイメージを持っている。Lは楽勝のイメージを持っている。一体どちらの記憶
が正しいのか。その答えはもうすぐ分かる。16:56出発。
ここから先ほとんどくねらない。いわゆるトラバースみたいな感じが続き、曲がる時に少し登る。こ
れが3回ほど続き、17:34篭坂峠頂上に到着。やはり楽勝だった。吉村にとって初めてのチャリワン
であった・あの時は隊を分隊して、新人男子はかなり速いペースで登らせていた、以上の2点から相当
過去が改ざんされていたようだ。実際は息を切らして登るような峠ではない。

・篭坂峠~石割の湯
行動時間 28min
移動距離 7.1km (木場公園から147.4km)

篭坂峠を早々に出発し、山中湖まで少し下る。そこから湖を半周し、道志みちに入る。次に待ち受け
るは本日3個目の峠。山伏峠。ただ、その前にローソンにて15分休憩。今日の夕食と明日の朝食を買
い出す。日も完全に落ちて寒い。18時22分出発。

・石割の湯~道の駅「どうし」(200mupのち400mdown)
行動時間 46min
移動距離 11.9km (木場公園から159.3km)

山伏峠まで200mupと分かると、俄然勇気が出る。この200mupで今日は終わりだ!サクサクっと
登り切る。もう日も落ちていたので、峠頂上で休むことなく、先に進む。山伏峠は特にモニュメントも
なく、トンネルしかない味気ない峠だった。たしか、法政ワンゲルがこの峠をチャリで登っていたはず。
ここから先はひとまず下り。道の駅「どうし」まで下りを楽しむ。19時8分、道の駅「どうし」に到
着。150km、獲得標高2000m以上という鬼のような行程を終える。両脚はパンパンである。お疲れ!
道の駅内にあずまやがあったので、そこで寝ることにした。
 
29日(金)
総距離149.6km 最大標高差767m 獲得標高 上り:1302m 下り:2005m

・道の駅「どうし」~津久井 (500mdown)
行動時間 1h13min
移動距離 26.8km(C1から26.8km)

4時30分起床。Lのフロントタイヤがパンクしていたのでチューブを交換する。5時に出発しようと思っていたが、結局5時25分出発となる。昨日は6度まで冷え込み、メチャクチャ寒かった。歯をガタガタ言わせながら寝ていた。なにかデジャブるものが… Lも吉村も筋肉痛。
ここから先の道もLは走ったことがある。たしか、アップダウンが多い記憶であった。最初はずっと下りであったが、やはりところどころ登り返す場所があった。ただ、交通量も少なく、ずっと川沿いの道で走っていて気持ちが良い。道志みちオススメである。ただ、山伏峠に登る方はずっとダラダラ登って単調になるおそれあり。6時38分、県道64号との分岐にあったヤマザキショップで1本。

・津久井~ヤビツ峠(500mup)
行動時間 1h52min
移動距離 24.9km (C1から51.7km)

津久井からは登って下るを繰り返し、宮ヶ瀬ダムまで行く。宮ヶ瀬まではそれほどキツくない。虹の大橋という橋を越え、いよいよ本格的な登り。ヤビツ峠の宮ヶ瀬側は舗装されているもののボコボコした悪路。おまけにカーブがきつく、道も狭い。車が来るとスレスレを通過するので怖い。自転車も何台か見かけた。「これが噂に名高きヤビツか…」と思いながら登る。傾斜自体はそれほどキツくないので、息を切らせることはない。延々と登り続けるが、なかなか終わりが見えない。現在地もどこかよく分からない。登っているうちに秦野市に入った。秦野市からは道の舗装もまとも。市と村の財力の差なのだろうか。「もうすぐだろ!」と思ってから何十分経ったか知らんが、8時34分にようやく富士見山荘到着。ヤビツは目の前だったが、1本とする。護摩屋敷の水という名水が湧き出ていたので、それを汲む。さすがに、GW初日ということもあり丹沢はすごい人の数である。いわゆる山ガールもチラホラ。ここはLが新人ワンダリングで訪れた場所でもあったため思い出深い。あれがもう3年も前なのか…
10分休憩してすぐにヤビツに向かう。人が多いので、あまりへばった顔をしたくない。こんな登りなんでもないという顔を装って、人がいなくなったら、フラフラ走る。8時50分、ヤビツ峠頂上に到着。自転車の数が半端ない。皆、ロードである。私達が少し、異彩を放っていた。人も多い。薄汚れた自分達が悲しくなる。休憩もそこそこに写真を撮って出発。

・ヤビツ峠~大磯(700mdown)
行動時間 1h04min
移動距離 25.6km (C1から77.3km)

ヤビツの下り、急カーブが予想されるので吉村には十分気をつけるように言う。秦野側はキレイに舗
装されているので道の心配はしなくて良かった。下りは楽しかった。秦野の街がどんどん近づく。途中、
何度となくハァハァ息を切らしながら、峠を登るロードとすれ違う。「すきだなぁ、よくやるよ。」と思
いつつ、私達は涼しい顔して通り過ぎて行った。意外と女性が多いことに驚いた。秦野まではずっと下
り。そこから先も基本的には下りであったが、たまに登り返すところもあった。二宮まで行くと、あと
は昨日と同じルートである。10時4分、大磯にて1本。10分休憩。

・大磯~遊行寺
行動時間 1h10min
移動距離 20.8km (C1から98.1km)

行きと同じルート。特にこれといった発見もなく漕ぎ続ける。吉村のペースが速いのか、Lが遅れて
いるのかは定かではないが、若干車間が空く時があった。遊行寺の坂はいつも下っていたが、今回は登
る。意外とキツかった。11時24分、遊行寺の坂の途中のコンビニで1本。なんだかんだで終わりが見
え、Lのフロントタイヤも持ちそうなので一安心である。本当にバーストしなくて良かった。

・遊行寺~横浜
行動時間 1h01min
移動距離 19.7km(C1から117.8km)

遊行寺から横浜までもすぐであった。戸塚の踏切、今度は難なく通過。12時35分、横浜駅近くのコンビニで1本。ここまで来ると、帰ってきた感がある。いやぁ~長かった。足の筋肉痛がヒドい。

・横浜~日本橋
行動時間 1h45min
移動距離 31.8km(C1から149.6km)

横浜出発。距離的には日本橋まで大したことないが、なにせ信号だらけ。かなり時間がかかる。小雨がぱらつく中、14時30分に日本橋到着。2日間で300km、獲得標高3300mという鬼W-ingが終了!吉村が「今までで一番キツかった」と言っていた。それは本望である。このW-ingを無事に乗り越えたので、限りなく潮岬W-ingの成功は近づいたのではないかと思う。
 
<成果/反省>

・L、吉村とも未経験であった1日平均150kmの移動というものを潮岬W-ingの前に経験することが出来た。本番を前に150kmの移動というものがイメージできるようになった。
・吉村にとって、初日の2013mの獲得標高は自己記録更新であった。
・上級生の登りの力を鍛えることができた。

・成功を最優先したい場合、ヤビツ峠を無理に行程に加える必要はなく、例えば、橋本からR129に入るという選択肢があった。
・御殿場の通過リミットがギリギリになったのは、足柄峠の登りが想像以上にキツかったからである。今後、小田原側から足柄峠を登る場合は注意が必要である。
・この時期のシュラポンはまだ寒かった。余裕があるならシュラフを、せめてウール下着はあったほうが良い。
・タイヤが消耗していることに気付いたら、即変えること。目安は3000kmである。常にバーストの不安を覚えながらの走行は身体に良くない。

最後に、計画を審査して下さった監督・コーチの皆さん、付いてきてくれた吉村に感謝して終わりたい。ありがとうございました。
 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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