【主旨】
・新人に山岳活動の基礎とその楽しみを知ってもらう
・新人にワンゲルとは何かを知ってもらう。
・安達太良山の自然を楽しむ
【山域】
安達太良山
【メンバー】
総L小林 総SL藤田 2年 君塚・洪・羽田野・濱田・原・比呂・福島・吉岡
新人 市川・伊藤・上野・木元・小濵・酒井・田中・谷川
【行程】
5/7 (木)
部室集合18:00=甘泉寮C0
5/8 (金)
C0=フォレストパークあだたら(B.C.)C1
5/9 (土)
C1=表登山口4:50-5:14林道分岐-8:00表登山口分岐-8:40乳首9:30-10:10表登山口分岐=13:30B.C. C2
5/10 (日)
C2=岳温泉=二本松駅解散
【記録】
5/7 (木)
本日は新人に事前指導として教えられてきたロープワークなどの各種技術を確認し、早稲田大学構内にある甘泉寮に前泊する予定である。18:00に部室に集合し、新人のロープワーク・雨具着脱のテストを行う。合宿前に再三確認したにも関わらず必ずしも全員が完璧とは言えない状態であった。これは2年生の反省すべき点である上、Lの反省材料でもある。19:00にテストを切り上げ、上ミと全ミを行い20:10に一時解散。GW中で甘泉寮が定員オーバーとなってしまったため、新人及びL層は甘泉寮に宿泊し、2年は帰宅ののち翌日再集合となった。この日は21:30に就寝。
5/8 (金)
5:00に起床し朝食をとり甘泉寮を清掃。部室に荷物を取りに行ったのちに、6:30に戸山キャンパス前に再集合をした。無事全員遅刻することなく集合出来た。この日の予定はバスでフォレストパークあだたらに移動するのみである。
貸し切りバスに乗り込み、7:00には早稲田を出発。11:00には福島県のフォレストパークあだたらに到着した。道路は平日ということもあって空いており、予定より一時間ほど早く到着。バスでの移動中、上級生は爆睡であったが新人はにぎやかに話していた。
予定より早く到着したため、幕場にて再度ロープワークの確認とアイゼン着用の練習を行う。ロープワークについては本合宿中二度目ということもありスムーズに合格してほしいところであったが、そうはいかなかった。同じことをしてなぜ出来ないのか甚だ疑問であるが、その原因を探って合宿後きちんと復習させるべきである。12:30には練習すべきものは全て練習出来たため、食当準備をさせて自由時間とした。15:30には食当点火をし、16:30に夕食。カレーの出来は悪くない。上ミ、全ミをしたあと、この日は翌日に備えて20:00には就寝とした。
余談であるが、宿泊したフォレストパークあだたらのユースキャンプ場は、利用料が安い上、私たち以外に利用者が居なかった。そのため快適に過ごすことが出来た。テント泊で利用する際はおすすめである。
5/9 (土)
この日はいよいよ本合宿のメイン、安達太良山ピストンを行う日である。2:30に起床し朝食を食べ4:30に夜明けと共に出発した。昨日はピーカンであったが、今日は残念ながら高層雲が全天を覆う薄雲りである。その代り、気温は登山にちょうど良い涼しさである。
調査ワンダリングで来た際、新人を連れて合計18名で行動するとなると行動時間が非常に長くなってしまうのではないかと心配したが、その必要はなかった。表登山口分岐手前までは特に問題もなく進むことが出来た。行動中、元気よく歌を歌う新人や積極的に読図などを教える2年の姿には頼もしさを感じた。やはり、一人の新人に一人の2年生が指導に当たる人数のバランスがちょうどよい。
表登山口分岐手前1500m付近にて雪渓が現れる。調査の際にはこの雪渓を避けて奥岳登山口からのルートに合流したが、その迂回ルートが雪解けの影響でなくなってしまっていた。なるべく新人を連れて雪渓のトラバースはしたくなかったが止むを得ない。そのまま、雪渓上を歩くことにした。この雪渓も雪解けの影響で幾分か歩きやすくなっていたため、結果問題なく歩ききることが出来た。
その後は問題なく進み、予定よりかなり早い8:40には山頂に到着。式典と差し入れで大休止をとる。山頂ではこの合宿に合わせて奥岳登山口から登ってきた4名のOBの方々とお会いすることが出来た。山頂にもうしばらく居ても良かったが、陽射しが無く、風の影響で寒いため9:30には下山を開始する。途中時間に余裕があるため、雪渓上でアイゼンでの歩行練習をしフォレストパークあだたらまでまっすぐ下山をした。途中小雨が降り始め、実践での雨具着用の良い練習となった。小雨の中幕場に着いたのは13:30である。実に9時間という新歓合宿にしては長い行程であったが、誰もバテることも怪我をすることもなく下りることが出来た。
さて、このあとも新歓合宿の本番である。雨天の影響で実施が危ぶまれたがキャンプファイヤーを行うことが出来た。遠方よりお越しいただいたOBOGの方々のお陰と、近年あまり見ないような下級生の弾けぶりによって非常に活気のあるキャンプファイヤーとなった。詳細な言及は避けるが、合宿のLとして思い出に残るキャンプファイヤーであった。
5/10 (日)
各々昨日の就寝時間は異なるであろうが、現役全員が5:30に起床。朝食をとり7:00には解散式を行う。片づけをし、8:30にはフォレストパークあだたらを出発した。ここから実は2時間の行動時間がありアスファルト上を岳温泉目指して歩いた。10:30に岳温泉に到着。入浴後、ソースかつで有名な定食屋で打ち上げ。13:30には二本松駅で解散した。
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