69代夏合宿 ボート隊 山ラウンド 2018/8/5-11

登山・縦走

こんにちは!夏休み(約2ヶ月)期間に家にいる時間が8,9日しかないことに気付き驚愕している新人の新居です。今年の夏合宿、ボート隊は赤石山系と石鎚山系の山々を一週間(C0~C5)縦走する山ラウンドと四万十川を土佐昭和から中村の方までラフティングで下る川ラウンド、宿毛湾の海を柏島までボートで漕いでく(シーラフト)海ラウンドを途中松山、宇和島、中村、高知、琴平などで休養しながら無事全て走破致しました。もうですね、超濃厚な一ヶ月でしたので、ひとつのブログには収まりきらない!ってことで川、海ラウンドに関しましては同期の堀が別で先に書いてくれました。まぁ文学部の彼女にかかればこんなのちょちょいのちょいですが、僕は生憎語彙力無しの理系なので、難しい!けど、頑張っていきます!

すみません、前置きが長くなりましたが早速山ラウンドについて述べていこうと思います。予定では、登山道入口→二ツ岳→エビラ山→黒岳→権現山→権現越→東赤石山→赤石山荘(C1)→物住頭→別子銅山→西山→ちち山→丸山荘(C2)→笹ヶ峰→寒風山→伊予富士→東黒森→自念子の頭→西黒森→瓶ヶ森→白石小屋(C3)→子持権現山→伊吹山→土小屋→鶴の子の頭→石鎚山→愛媛大学の小屋(C4)→西ノ冠岳→二ノ森→1889mのピーク→藪の中のコル(C5)→三ヶ森→ゴール🏁という壮大なコースを予定していました。

・8/4,8/5 出発~C0

僕らは8/4に夜9時発の深夜バスで岡山まで行きました。そこから電車で瀬戸大橋を渡って新居浜駅に到着!因みに新居浜には新居という文字が入っていますが、残念ながら僕の先祖の出身地は新居浜ではなく、吉野川流域らしいです。残念!!(ギター侍風に)

まぁそんなことはさておき、そこからタクシーに乗り、登山道の近くの川沿いに降り立ちました。そこの川では地元の子供たちが無邪気に遊んでおり、童心をくすぐられた我々は危うくその場に乱入し、不審者になってしまうところでありましたが、あと一歩のところで踏み留まり、登山道まで一時間ほど林道を歩いて行きました。が、酷暑のせいか、錬成とあまり変わらない団配を持っていたせいか、意外とこの一時間がとても長く感じました…。着いた頃に熱中症の症状が出ていた隊員もいて、早速ちょっと先行きが不安になった1日でした。

無邪気な子供たちに釘付けなボート隊メンバー

酷暑のせいで早速苦しめられる隊員

・8/6 C0~C1

遂に四国での山登りがスタート!!昨日熱中症に苦しめられた隊員も元気になり、皆気合いを入れ直してぐんぐん登っていきます。しかし、早速またしても問題発生。ペースは悪くないのに、いつもなら余裕で切れるはずのコースタイムよりもスピードが遅い、地形図で省略された10m以内のアップダウンが激しい、地図上で登山道が引かれている場所が崖になっているなどなど…。最初は元気だった皆(リーダーとサブリーダーは除く)が時間が経ってく内に元気がなくなっていき、暑さで水は空っぽ。午後三時半にやっと東赤石山の手前の権現越に到着。そこから水場まで往復一時間かかるし、もう東赤石山を登る体力も時間も残ってないことから今日はそこでビバーク。明日の行程を地形図で見ると、泊まれる小屋が少なくてC6になる可能性がいきなり浮上して、正直この時点ではあとこんな辛い日が一週間続くのかと思い、精神的にかなり追い詰められた1日でした。

疲労困憊の隊員たち

・8/7 C1~C2

この日は、泊まれる小屋が少ないせいで、行程の半分ほどしか進めず、結局別子銅山の麓の銅山峰ヒュッテでC2となりました。しかし行動時間が五時間と比較的短く、銅山峰ヒュッテから見た景色が綺麗だったこともあり、前日よりも段々元気を取り戻して山行を楽しめるようになってきたと自分でも感じられるようになりました。ただ、C6になる可能性が高いというプレッシャーはまだ僕にのし掛かっていました。

・8/8 C2~C3

この日は元々C2予定地だった丸山荘を目指して歩き進んでました。ハードな行程ではございましたが、しっかりと歩ききりました!ここも銅山峰ヒュッテとおんなじで瀬戸内海とそこに浮かぶ島々がはっきりと見えて、山行の疲れがどんどん癒されていきました。さらに、もうC3までくると、C6というプレッシャーを感じることもなくなり、今後の山行に期待が見え始めた1日になりました。

・8/9 C3~C4

この日は1日遅れで予定通りのルートを通ってC3予定地だった白石小屋まで歩ききりました。最初に登った笹ヶ峰、晴れてたら凄くいい景色が一望できたはずでしたが、生憎この日は曇りでなにも見えなくてガッカリでしたが、自然環境保全団体?のような方々にばったりお会いして色々なお話が聞けました。白石小屋の近くにある瓶壺という名前の通り自然でできた綺麗な水がたまる場所があるのですが、そこにサンショウウオが住んでいるらしいです(実際に行ったら三匹くらい見れました。可愛かったです💕)。自動車でも近くまで行けるので是非行ってみてください!

瓶壺で水を組む隊員 水がとても透き通ってますよね!

・8/10 C4~C5

8/9の時点で、藪にアタックするのは体力的にも厳しく、かつ水を工面できそうにないなどの理由からエスケープルートの堂が森方面から下山するということが決定し、よってこの日は石鎚山の直ぐ下の避難小屋まで登りました。この日は行程的に目立った山は登らないはずだったのですが、子持権現山が思わぬトラップだったのです。

この写真からもわかる通り、超危険な鎖場…。これが20mくらい続いてるのだからもうホントに怖かったですよ…。僕はもう8/12の誕生日を迎え19歳になる前にお亡くなりになるんじゃないかと思ったほどです(苦笑い)。まぁ、この危険な道を乗り越えて、遂に登頂し、同じ鎖場を下り終えられた時は生を実感することがでしました(笑)。19歳になる前の貴重な経験となりました。後は土小屋までささーっと行ってしまって、神社に御参りしたのち避難小屋まで登りました。石鎚山の登山道になった瞬間今まで笹藪のなかを歩いてるような感じだったのが、ちゃんと整備された道に変わったのにはちょっと感動しましたね(笑)。

・8/11 C5~ゴール🏁

この日は石鎚山でご来光を見ようと4:45前には山頂の神社に到着。そこから待つこと約20分、綺麗なご来光を拝むことができました!待っている間に食べたチキンとコーラが美味しかったです😋🍴💕

石鎚山からのご来光!

その後、石鎚山の中でも一番標高の高い天狗岳に登ってガッツポーズ!いい写真がとれました。

そこから怒濤の下山。どんどん標高を下げてくと、どんどん気温も上がってきて「あぁ、帰ってきたんだなぁ」と肌で感じながら降りて行きました。

林道まで降りたら、そこからタクシーで壬生川駅へ。そこでモスバーガーを食べて、その後電車で松山に降り立ちました。そして夜はしゃぶしゃぶパーティー!🎉 楽しい一時を過ごしました。

戦いを終えた戦士たち この後松山を堪能しましたとさ✨

・まとめ

今回の山行は、錬成以上に長い行程でしたので、初日二日目は精神的にも体力的にも追い込まれましたが、その分やりきった時の達成感が半端なかったですし、山に登ってる時にちょっとしたことに喜びを感じられ、結果的に凄く充実した楽しい山行になりました。この経験は今後のワンゲルの活動において強いアドバンテージになり、自分が計画するにおいて、その活動の幅が広がるのではと思います。

ブログ〆切間際(若干オーバー)でいつも以上に稚拙な文章になってしまいましたが、もしここまで読んでくださった方、ご精読ありがとうございました!🙇

では、次は秋合宿に向けて70代として頑張っていこうと思います!では!

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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