丹沢 鳥屋待沢 2002/5/4-5

ワンダリング記録

丹沢・鳥屋待沢ワンダリング報告書

日時:5月4,5日
メンバー:L杉山(3年) SL倉本(4年) 宮崎(4年) 牛田 大崎 春日 鈴木 武井(新人5名)
天気:晴れ
地形図: 1/25000

(4日)この日は出合近くの川原にツェルトを張って、焚き火を囲んでの小宴会。春日がBzを一曲披露したのだが、顔だけでなく趣味までN平(元部員)そっくりなのには感心?した。武井のその甘い声にも意外で感心。飲んで、食って、歌って、飛び込んでと、なかなかの盛り上がりを見せて、2330就寝する。

(5日)530起床。一転して爽やかな朝を迎え、昨夜の後片付けも済ませてから気持ちよく出発。1900小さなダム湖に到着し、体操を済ませてから、いよいよ入渓する。

 新人は生まれて初めての沢だし人数も8人と、沢登りとしては不都合に大パーティーなので、結構手間取るだろうなと予想していたが新人の動きはよく、ゴーロや小滝を快調に過ぎていくことができ、この沢の大滝的存在であるF3(10m)は、遡行図とは逆だが右岸のルンゼから高巻いて越えた。あとに続くゴルジュは一箇所完全なツッパリで突破する所があって楽しいところだ。

 ほぼコースタイムで1020頃、右俣出合を通過し、大きな一枚岩に感嘆の目をやりつつ先へ進むと、核心部であるF5(10mスラブ)の前に立つ。先ずは倉本、宮崎両氏が登ったあとは一応トップロープで確保して登ることに。新人先手は牛田。取り付きが若干いやらしいところだが臆せず登る。続いて大崎、鈴木も難なく登る。続く春日は、完全に恐がってしまい、次の一手を出せずに途中でセミになってしまった。力尽きたか足を滑らせ、ほんの少しずり落ちたのを見て、「助けにいかなきゃダメかな」とも思ったのだが、こちらの励ましに「オッシャー!」の気合で応え、何とか自力で登りきった。(写真の彼の達成感と安堵に満ちた顔をご覧ください!)最後に春日も無事に登ることができた。(←実はビビっていたそうな)

 沢も後半となり、ゴルジュを越えたところで1本。その上はほとんど水も涸れたゴーロ歩きとなり、F6、F7、F8を遡行図のとおりに過ぎていき、。最後の3mCS滝を越えたら、詰めである。上には登山道を歩く人が見えていてあとほんの少しというのに、斜面が崩れやすくて皆苦戦を強いられ、最後には小錬成モードで駆け上がった次第である。登山道へ出たのは1300。そこから5分ほどで三峰山山頂にたどり着き、記念写真を撮ったが、皆、達成感と安堵感からか晴々しい顔つきとなっていた(春日なんかは別人のよう)。 長めの1本をとったあと1345山頂を出発し、煤ケ谷へと下りる。最後まで無事に終了し、デポ品を回収して1530 下山。新人も皆それなりに楽しんでくれたようでいいワンダリングであった。

交通: 電車)新宿駅~本厚木駅(小田急)   480円
バス)本厚木駅~煤ケ谷(神奈川中央交通、宮ケ瀬行き/上煤ケ谷行き)   470円

 新人ももちろん未知の領域に入るということでそれなりに緊張していたはずだが、新人を連れての初めての沢で、しかも総勢8人もいて、しっかり見切れるのかと、何を隠そう、一番緊張していた自分であったりもしたが、登山道へ出たのは1300で、コースタイムより1.5h超と、なかなかいいペースで遡行できた。

前夜のうちに出合で1泊。 

前夜のうちに出合で1泊。


新緑が美しい。渓相は明るい。

新緑が美しい。渓相は明るい。


F5、スラブの滝10m。下の白点はヘルメット。

F5、スラブの滝10m。下の白点はヘルメット。


三峰山山頂にて、前列左から鈴木、倉本、春日 後列左から杉山、宮崎、武井、牛田、大崎

三峰山山頂にて、前列左から鈴木、倉本、春日
後列左から杉山、宮崎、武井、牛田、大崎


 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

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