75代年間方針『成長』

 

長瀞 ボート体験 2013/5/2

ボート

5月2日 午前3時

集合場所の東中野駅直近のアパートの一室で私は目を覚ました。

のそのそと起き上がり、風呂に入って目を覚ます。既にワンダリングの準備は出来ていたので、ゼミの教科書を貪り読む。

新人たちから5分ほど遅れるという連絡があったりしたが(京浜東北線遅延の為)特に問題なく出発前の時間を過ごす。家に運んでおいたボート装備をアパートの出口まで下ろし、部屋でのんびりしていたら、新人のO谷に呼び出されてしまった。無論、私が遅刻したなどということではなく、手伝うことがないか聞きに来てくれたのである。

ボート装備を外に運び出すと、雨が降ってきてしまった。屋根のあるスペースに移動し、他のメンバーを待つ。監督もお越しくださり、荷物を積んで出発する。

2年H間は「体験は雨が降るというジンクスが…」と言っていたが、高速道路で所沢を過ぎたあたりからすでに快晴!最高のボート日和である。途中、ヘルメットの忘れ物疑惑が生じたものの、無事にスタートポイントに到着。ポンプアップを開始する。

セーフティートークでは色々と伝え過ぎたようで新人たちは困惑している様子。今回はボート活動の雰囲気だけ分かってくれれば良かったのだが…。

IMGP0096今回参加の新人3人。ドキドキとワクワクが伝わってくる三者三様の表情。

今日の水量は11tと素晴らしく渇水である。漕ぎの練習をして、ある程度分かってきたらツーリング開始!川には色々と浮遊物が漂っているが、気にしない。そんなことより、朝日に映える新緑と雲一つない紺碧の空の眩しさに目を奪われる。

IMGP0100

天気が良くて気持ちいい。川の景色を贅沢に楽しむ。

コタキの瀬の手前で私とS井の2人はダッキーに乗る。油断していたら、ギリギリのところで中州に止めることになってしまった。

コタキの瀬もいつものようなホールの迫力が無く、心なしか残念である。安全に下れると判断し、私はソロでダッキーに挑む。吉野川ワンダリングのおかげで、川はガンガン攻められるようになった。この位の水量の瀬であれば余裕で成功。

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この日のコタキの瀬。川底の岩まで見える程、水量が少なかった。

この先は瀬が減ってくるので、一度回送してもうダッキーで何度か下ることにする。ダッキー艇は新人K林と私F永。まっすぐ進めることが出来、瀬を楽しめた。

3本目は新人O谷と2年H間。クルクル回りながらも無事帰還。H間はダッキーが怖いと言っていたが、O谷は楽しんでいたようだ。

4本目の監督と新人S井のペアではハプニング発生。スローロープを構えていたが、ダッキーの上には何故か監督しか乗っていない。S井は瀬に突入する前に脱沈してしまったらしい。浅かったこともあって無事に戻ってきたので、私とS井でラスト一本に挑戦。無事にダッキーでコタキの瀬を楽しめたようだ。

コタキの瀬の後の大きな瀞場では私がソロダッキーで漕いでいたが、風が強くてクルクル回って今って大変だった。H間が「F永さんより先に行くぞ~」と叫んで新人たちを励ましているので、負けじとピッチを上げたら「大人げな~い」と揶揄された。動力の数が違いすぎるので、ピッチを上げないと勝負にならないのは当然である。

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コタキの瀬の下流の瀞場にて。時間の流れを忘れられる一時。

 

IMGP0111

朝作ってきたというおにぎりを頬張る新人2人。

昼食後、フリップリカバリーを実演してみせる。役割は・・・

実演:F永

地上解説:H間

である。「逆だろ!」という突っ込みは気にしないでもらいたい。

フリップラインを使うやり方と使わないやり方の2種類を行った後、半分冗談で「やってみたい人~」と聞いてみたら、新人全員が手を挙げてきた。何とチャレンジ精神に溢れる新人達であろうか!3人とも私が一緒にやってみたが、皆必死に上がろうと頑張っていた。個人的にはフリップリカバリー5本連続は流石に疲れた。

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 「折角だから」とダッキーで練習する2人。フリップリカバリー練習の疲れはどこへやら。

休憩して体を日光で温めた後、リバーツーリング再開。四国を髣髴とさせる強風と戦いながら、飛び込みポイントに到着。岩の形が変形しているせいか、高さがイマイチであったが折角の飛び込みポイントである。「飛び込みたい人~」と聞いてみたら、K林が真っ先に「誰かやるならやります」と宣言。新人全員が飛び込むことになった。ここまできたら・・・と2年H間をけしかけて飛び込ませる。すると新人達に「あれ?F永さんは?」と言われてしまったので、勿論飛び込む。

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飛び込み後の新人達。皆楽しんでくれたようである。

 

その後、すぐにゴールの野上駅に到着。監督に回送をお願いして、ボートの片づけを行う。新人たちは少し寒そうなので早く着替えさせてやりたいが、待つしかないので今日の感想を聞いてみる。楽しかったという声が聴けて何よりである。

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ついにGOAL!!

着替えの後はかんぽの湯に浸かり、監督に寿司をご馳走になる。H間の偏食とF永の謎の拘りを余所に、楽しく食事をする。

新人たちはお疲れのようで、高速道路に乗るや即刻爆睡。2年H間も何故か寝ていた。

部室に到着し、監督にお礼を言ってワンダリングを締めた後、沢ワンダリングに向かう菅井を送り出してボート装備の片づけを行う。K林はO谷に水をかけて、O谷は水をかけられて楽しんでいた。

 

体験ワンダリングに来てくれた新人達と一緒に夏も漕げることを願って、明日からの水上に臨むことにする。

 

3年F永

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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