メンバー:3年 新居
2年 大佐古、田中
OB 千田
グレード:一級
目的 :新居のリーダー経験
〈記録〉
堰堤を2、3個超えて入渓。しょっぱなの7mは見に行ってみたが結局巻いた。Ⅳ+を登ったことがないこと、難しそうだったこと、目的が下降であること、中間支点がとりにくそうなこと(ハーケンは左壁上部に1つしか見つけられなかった。リードするならあと2つくらい打つ必要がありそう)などがその理由である。登るならクライミングシューズが欲しいなと思った。
高巻きもそこまで安全ではなかった。最も明瞭な踏み跡は、尾根を登っていってしまう。できるだけ沢から離れない踏み跡を辿った。怖かったので自分はバイルを使った。
楽しい小滝ゾーンを一瞬で抜けると激渋堰堤ゾーンに突入。直登は不可能なため、左右どちらかで巻くのだが、気が緩められない場所ばかり。ルート取りによるが、初心者じゃ厳しいかも?
その後は特に何もなく、1000m二股に到着。我々は右へ。非常にガレており、岩がゴロゴロ落ちる。特に序盤は危ない場面もあった。二股が二回ほど出てくるが、最初は右、次は左に進んだ。わかりやすいので迷いはしないだろう。
登山道へ出るとハイカーがたくさんいた。天気が良かったこともあり、三ノ塔頂上は30人弱いた気がする。
1085m地点から下降開始。ヒゴノ沢と打って変わってもふもふの腐葉土。コンパスを見ながら降るも、予定の一本下方の尾根に出てしまった。特に悪くなかったし、滝も一本カットできたので結果オーライ。
しかし、下降中に大事故を起こしかけてしまった。メンバーが起こした落石が、葛葉川遡行中パーティーの数メートル先に落ちたのである。本当に申し訳ございませんでした。当たっていれば重傷を免れないほどのサイズだったので、相当な恐怖を与えてしまったと思われる。今後は絶対に起こさないよう、気をつけたい。
その後林道合流点まで下降。ロープは一度も出さなかった。一瞬すぎたので1番下まで降りたかった。
橋の少し上流側、4メートル滝でレスキュー訓練。解除懸垂・背負い懸垂・レイジングシステムを1人一回やった。良い場所だった。
〈所感〉
ヒゴノ沢はつまらないうえに危険なので二度と行きたくない。レスキュー訓練はもっとやらないと身につかない気がする。
〈ヒヤリハット〉
・1000m分岐から右俣に入ってすぐ大きな岩を崩してしまった。
→間をあけて通過するべきだった。
・登山道から沢筋への下降中、メンバーが起こした落石が他の遡行者にあたりかけた。
→姿が見えた瞬間に停止したにもかかわらず落としたので単なる注意不足
コメント