75代年間方針『成長』

 

72代夏合宿スム・レラ・ルート3R

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こんにちは!新人のKです。1か月間の夏合宿が終わりました。初めはとても長い合宿だなぁと思っていたのですが、気づけば3Rが終わっていて、また気づけば終結式も終わっていて家に帰っていました。今回は私の夏合宿の中でも一番思い出深い、スム3Rの自転車活動を振り返ろうと思います。

8/19

予定では8/18に出発予定でしたが、雨の影響で1日延期。朝7時に帯広駅前に集まりました。正直なところ1日目の気分はあまりよくなく、長い3Rで体力が持つかなぁと不安でした。OBの方に応援に来ていただき、帯広を発ちます。

1日目は走行距離も少なく、獲得標高もあまりないという予定でした。目立った見所もないため、少し道を外れてナイタイ牧場という有名な牧場に立ち寄ることに。少し寄り道するくらいだと思っていたのが、実に大変で今日一番に疲れました。見たことのないような広大な野原に牛が点在しているというスケールの大きい牧場なのですが、十勝平野と山間部との境にあってかなり登りのきつい斜面でした。でも頂上のテラスで食べたソフトクリームの味と牧場と十勝平野の景色は1日目とは思えない達成感を感じさせてくれました。

その後はナイタイ牧場を下って順調に糠平湖野営場まで着きました。テント設営も成功させ、食当も終えて無事1日目を終えました。ヒグマの出てきそうなエリアに入ってきたのでそれだけが少し怖かったです。

8/20

糠平湖から道内一高い道である三国峠を越えて層雲峡を目指します。この三国峠が3Rのなかでもかなり目玉のようです。

しばらくは糠平湖から森の中を緩く登っていきます。たまに大きなトラックが通過していくだけで人気もなく、横からなにか出てくるんじゃないかと思っていました。だんだん森が開けてきたころにはすでにかなり高いところに来ていて、深い森を一望できました。そして、大きく曲がった道の先に三国峠も見えてくるのです。三国峠までの登りもかなり疲れましたが、ナイタイ牧場よりは気持ちよく登れた気がします。事前にきつそうだなと思っていたので心構えが違ったのかもしれません。やはり北海道らしいスケールの大きな景色です。

そこからはずっと下りで気持ちよく景色を堪能できました。長い銀河トンネルを抜けて層雲峡温泉です。お昼には着いたので温泉に入りました。2日目にして温泉に入れるとはかなりラッキーでした。

8/21

層雲峡からまた銀河トンネルを抜けて今度は石北峠を越えます。この峠は短く、出発から2時間もかからずに登りきれたと思います。そこからはずっと下りです。ほとんど足の力を使うことはありませんでした。

道の駅おんねゆで休憩。

留辺蘂で買い出しをして、北見市街の北のはずれにある、富里湖キャンプ場に向かいます。ずっと下りだったので油断していましたが、市街地からキャンプ場まではかなりきつい登りが続きました。やっとたどり着いたキャンプ場はダム湖の近くの綺麗な立地でした。トイレもあるし、自動販売機もあるし、水場もあります。キャンプ場がどんな場所なのかは着いてみないとわからないので、とても嬉しかったです。ここでは気のいいおじさんとの交流がありました。食料をもらったりコーヒーを淹れてもらったりして、さらに全員にお手製の鳥笛を頂きました。キャンプ場に宿泊して下界を走る自転車活動ならではの良さを知りました。

8/22

この日は網走まで向かいます。網走に直接行く道もあったのですが、能取湖を通って能取岬をぐるっと回りました。能取湖のそばは綺麗な水面と森と日差しで気持ちよく走ることができました。糠平湖周辺とは全く違った雰囲気です。海が近いことを感じさせます。能取岬は初めてのオホーツク海です。

天気も良く、本当にいろんな北海道を満喫しているんだなと感じました。そこから網走駅まで難なく到着し、今日は明日の悪天候を回避するために網走で停滞することとなりました。

昼食は全員でお寿司を食べました。

私はこの後オホーツク流氷館に行ったり、あの有名な網走監獄に行ったりして網走を観光した後、贅沢ですがホテルに宿泊しました。3Rの丁度途中に休憩できたことは大きかったと思います。

8/23

14:00に網走駅に集合して1時間くらい漕いで浜小清水に向かいます。途中に休憩した北浜駅では駅舎の壁一面に名刺が張ってありました。浜小清水にはモンベルがあるのですが、浜小清水のモンベルのTシャツを買ってしまいました。化繊なのでワンゲルの活動でも使えます。

ここのキャンプ場は小さいながらも綺麗なトイレに水場、海岸が近くてよかったです。

8/24

今日は3R後半の目玉の美幌峠に登ります。天気予報で薄々気づいてはいましたが、やはり見晴らしはまったくなかったです。それでもヒルクライムにだんだん慣れてきて気持ちよく登れたと思います。ヒルクライムへの慣れは入部から夏合宿を通して成長を感じるポイントです。天気の良いときの美幌峠を味わいたくてポストカード集を購入。

その後は美幌峠を下り屈斜路湖の和琴半島のキャンプ場へ。この夏合宿最後のキャンプ場が最高でした。まず水との距離が近い。海の砂浜でキャンプをしているようです。それでいて水面はとても穏やか。

さらに他のキャンプ場と違うのは温泉があったこと。近くに無料で入れる露天風呂がありました。湯加減も丁度よく、30分以上入ってしまいました。このキャンプ場のためだけに屈斜路湖に行きたいと思わせてくれます。

8/25

この日がついに最終日です。初めは屈斜路湖を抜けて川湯温泉を通り過ぎ、アトサヌプリを横目に摩周湖に登りました。摩周湖は斜度もなかなかでしたが、天候も悪く、かなり大変なヒルクライムとなりました。美幌峠と同じく霧で何も見えませんでした。

早々に摩周湖を下り、後は摩周から標茶、シラルトロ湖、塘路湖、達古武沼と釧路まで下り基調の道をひた走ります。天気はやはり雨で、水溜りがそこら中にあって、泥水を浴びながらもなんとか釧路市へ入り、釧路駅に到着です。お疲れ様でした。

こうして最終日の天候は芳しくなかったものの、なんとか72代夏合宿3Rを終えることができました。正直3Rはあっという間に終わったという印象で、自分自身北海道を満喫していたんだなと実感しています。3Rは1Rに比べてヒルクライムがあったり、大雪山系の横を通ったりオホーツク海に出たりと、北海道を満喫するには十分なルートでした。このような素晴らしいルートを考えてくださった先輩方、そして一緒に夏合宿を駆け抜けた同期のF君、本当にありがとうございました!

新人K

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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