230528シダクラ沢体験w-ing

沢登り

【目的】新人の沢体験

【メンバー】L3年高橋,SL73代Tさん,2年弘中,新人高田,渡邉

【実際に通ったルート】

【行動時間】10:09入渓-15:06奥多摩バス停

【行動詳細】

 w-ing準備の際に高田が始発で8:30に奥多摩駅に到着することが分かったため,集合時間を7:50から8:30に遅らせたのだが,当日Lが遅刻して9:00頃奥多摩駅に到着し入渓時刻が1時間程度遅れた.行動時間や危険個所の少なさなどの面で今回はゆとりのある計画なので予定通りの行程を踏むことにしたのだが,わざわざ早く来てくれた皆さんには申し訳ないと感じた.ミスとしては,加えて2年弘中が長そで・長ズボンを忘れた.長袖についてはOBのTさんに借りたようだ.

 これら2つのミスについては普通に良くないことで,通常「こういうときに事故が起こるんだぞ」という話になるわけなのだが,自分としてはこれは気の緩みによるものではなく連日の過密スケジュールによるものであると考えており,そこまでの心配はしていなかった.計画段階で隊のレベル感や経験,今シーズン初沢であること,さらにw-ing当日までのスケジュールやそれによる疲労感(2年弘中は今回の沢は体力的にキツイっすと何度も言っていた)など考えて,安全性の高いシダクラ沢を選定していたので,3日前の自分グッジョブという話である.

体操,セーフティトークの後に入渓.

沢歩きについては,当然新人は慣れていないのでゆっくりペース.Lは最後尾で写真を撮っていても追いつけるくらい.後半になるにつれ,新人は疲れからか浮石などで転倒する様子が見られたので,焦らなくてよいと伝える.

遡行中については問題なく終了した.滝ではその都度トップの弘中に登れるか聞いてみると,全部「確保なしで登れます」というので,少々不安だったが登らせた.実際問題なく登れていたので,弘中の実力を低く見積もっていたなという感じ.ただ,登れないのに登れると言いそうなので,レベルの高い滝では注意して積極的に確保させたい.

【省察】

・集合時間

最近は何も考えずに始発に乗って集合するように集合時間を設定することが多い.早いに越したことはないが,行動時間が短い体験w-ingなので,少しゆとりをもった集合時間を設定しても良いと感じた.

・詰め上がりのルーファイ

 今回は,750m付近二俣で右㑨に入り,850m付近(水が枯れるあたり)で左の沢に入り,900m付近で左小尾根に乗り,1128mポコに乗った.

 事前調べを色々していたが,昨シーズンだけでシダクラ沢遡行を自称4回(高橋調べだと3回)成功させた73代Tさんが「去年はこう行ったよ」と仰ったので,安全のためにそのルートを行った.

 事前調べでは,まず750m付近二俣で右㑨に行くか左㑨に行くかの選択もあるらしいが,記録では右㑨に行くパーティーがほとんどであった.その後のルート取りは以下の2つのパターンがあるようだ.

①900m付近で進行方向を見て左の小尾根に乗り,1128mポコを目指す(記録多し)

②1050m大岩からトラバースして1070m付近の登山道を目指す(記録そこそこあり)

 地形図を見ると①も②も上手いルートだなを思った.個人的な印象として,①は安全だが体力的にキツイ,②は確かに比較的楽そうだがトラバースのルーファイなどに少しセンスが必要そうで危険なところもあるかもしれない,といった感じ.前述の通り今回は①で行き,安全だが新人にはキツそうだった.

【感想】

初めての沢体験はシダクラ沢にて行いました.危険な場面がいくつかありましたが,同期の頑張る姿と先輩方のフォローによってなんとか完遂できました.水流が醸し出す自然の奥深さは私たちに非日常を与えてくれました.by高田

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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