75代年間方針『成長』

 

66代錬成合宿 先発隊 2015/6/16-20

登山・縦走

【日程】
6/15(火)出発 ~ 6/20(日)下山

【場所】
☆南アルプス 甲斐駒ケ岳 仙丈ケ岳 早川尾根 鳳凰三山

【メンバー】
藤田 小林 羽田野 福島 吉岡市川 伊藤 小濱 田中 木元

 

【活動報告】
15日
C0 18:30 部室-高田馬場見送り19:20-竹宇駒ケ岳神社前駐車場24:00

合宿前の予報だと梅雨前線の影響で合宿中の天気は最悪。
先発隊のメンバーはパワフルな面子で構成されているので、丁度いいかもしれない。

見送りには監督コーチと64代の方々が来て下さった。沢木監督がスイカを持って下さったのだが、「フアッ」と福島が妙なリアクションをする。どうも、誰もスイカを持ってこないと思い自分で購入したらしい。
相変わらず反応が面白い奴だ。

 

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人身事故があった影響でダイヤが乱れ、車内が混雑する。途中ごたごたがありながらもなんとか大月で合流。ふぅと一息つくと伊藤がなぜか途中下車をしかける。正直、合宿出発が一番疲れる。
ともかくも、安定の韮崎駅からタクシーで竹宇駒ケ岳神社前駐車場で就寝。

 

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16日
C0 6:30-吊橋6:40ー刃渡り8:30ー刀利天狗12:30ー七丈第一小屋14:30C1

5時30分起床。
6時30分出発。出発時は中々いい天気。吊橋を渡る。「ゆれる」の吊橋みたいでテンションがあがる。さすが白州、水がきれいである。ウイスキーが飲みたくなる。

 

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そこから急登が始まる。日本三大急登、黒戸尾根。うわさに違わぬなあ。途中でダッシュを福島と吉岡が新人にかましつつ、登っていく。途中で伊藤が潰れた。団配解除。

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新人市川 爽やか!

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刃渡りは予想以上にえぐかった。

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五合目で休憩。

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新人のエース木元。15kg以上の団配を持っています。

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新人の中の新人田中。ちょっとうるさいです。独り言はやめて。

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刀利天狗

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小屋まであと少しというところで梯子や難所が続く

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七丈小屋に着いて、やったーとなるが実は小屋から幕営地は地味に離れていた。皆の目が…

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初日はお約束のすきやきでした!紅一点の羽田野。結構差し入れ持っています。

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17日
C1 5:00-甲斐駒ケ岳山頂9:30ー摩利支天10:20ー駒津峰11:50ー双児山13:30ー北沢峠14;00ー長衛小屋14:30C2

ヨハネの梯子!早朝は天気が良く、新人が嬉しそうな顔をする。

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山頂付近は鎖場が続く。途中市川が鎖場で落ちかける。今合宿中一番ひやひやした。

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甲斐駒ケ岳山頂はもろガスっていた。ここはどこだよ!と2年が吠えていた。

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新人小濱 市川と同棲中

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途中で摩利支天にピストン。途中まぎわらしい踏みあとがあるので注意。奇跡的に晴れ間が覗く。
2年生の一体感のなさそうでありそうな集合写真がけっこう良い。

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駒津峰にてタッパー飯を食す。一部から廃止説が流れているが、私は好きである。
新人の時に4年のW部さんがタッパー飯を美味しそうに頬張っていたのを思い出した。

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仙水峠から幕営地まで走ると2,3年に伝えると本当に嫌そうな顔をする。走る前に雨が降ってきたので、福島が「これは天がやめろと言っています。」と言っていたが無視する。
なぜか、それまでバテバテだったはずの田中が早い。2番手でGOALをした。その時、「体力ありあまってるじゃねえか」と私はいらっとしたのだが、どうも他の部員もそうだったらしい(笑)

到着後、大雨となった為小屋の前で雨宿りをする。雨足が変わらなかったので、設営をする。設営後新人伊藤が体調不良を訴える。雨に濡れたこともあり低体温症になりかけていた。小屋の中でしばらく休ませると次第に体調が良くなってきたのでホットする。

 

18日
C2 5:00-大滝ノ頭8:20ー小仙丈ケ岳9:20ー仙丈ケ岳山頂11:50ー小仙丈ケ岳13:00ー大滝ノ頭14:00ー長衛小屋15:20 C3

 

今日は仙丈ケ岳ピストン。ピストン個装のため、皆軽やかに足を進める。途中体力が有り余っていた、田中と市川を福島と吉岡が頑張って走らせて潰した。2年生も頼もしくなったなあ。

 

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まともや、ガス。仙丈ケ岳では福島がホットな飲み物、羽田野があんみつを差し入れしてくれた。あんみつまじで美味かったです。

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雷鳥!雷鳥の「ごぉえぇ~」という泣き声聞きたかったなあ。

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19日
C3 4:00-栗沢山6:30ーアサヨ峰8:20ー早川尾根小屋11:15ー赤薙沢の頭12:50ー高嶺14:50ー赤抜沢ノ頭15:40ー賽ノ河原16:00ー鳳凰小屋16:40C4

 

先発隊最大の壁。長衛小屋~鳳凰小屋の鬼畜ルートが始まった。山梨鬼畜三山(栗沢山、アサヨ峰、高峰)を乗り越え途中にある早川尾根小屋をスルーし鳳凰小屋に行くのだ。
予想タイム12時間以上。ともすれば、二日かけて行くのだが、監督コーチを押し切り本ルートを実施することにした。
実際、もし私が新人なら死んだなと思うほど過酷な行程だった。

 

2時起床
4時出発
暗い中栗沢山を目指す。樹林帯を越えると山頂付近となった。稜線に上がったこともあり、風雨が体に叩き付けてくる。栗沢山~アサヨ峰は岩稜が続き、危険箇所も多い。慎重に足を進める。
アサヨ峰前はピークが小刻みに続き、しかも霧で視界が悪いため、偽アサヨ峰ピークに惑わされる。精神的に削られながらも何とかアサヨ峰に到着。皆疲労が顔に出ている。

 

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アップダウンの激しい尾根を乗り越え、早川尾根小屋に到着。皆私を見てくる。
つぶらな眼で。心が痛むがそのまま進む。

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赤薙沢の頭付近に噂の崩落箇所を発見。思った以上に崩落していたが、赤テープの巻き道は歩きやすく、数分で登山道に戻ることが出来た。

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最後の鬼畜三山高嶺では予想以上にきつく、皆で歌で励ましながら山頂を目指す。疲労もあるが、どちらかというと寒さで皆やられていた。足を止めると動けなくなるので、短い休憩を挟みながら進む。

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しかし、小屋まであと一本というところで、田中が寒さを訴える。あきらかに低体温症の症状が出ていた。私と福島が田中を介抱しながら、皆も余裕が無い為、他のメンバーは先に小屋に目指してもらうことにした。
何とか無事に小屋に着く。田中も少しだが顔色が良くなってきた。小屋のご主人のご好意で田中を小屋の休憩室で休ませてもらうことになる。
他のメンバーも残缶で温まりながらしばらく休憩する。

食当後は田中も合流し、一緒にご飯を食べる。体調が良くなって本当に良かった。
最終夜では2、3年生が持ってきた大量の差し入れで囲みつつ宴を始める。

2、3年生のありがたい言葉を聴きながら、1年生の感想も。
わいわいやるのもいいけど、真面目に話すのもいいですよね。いやー本当に2年生成長したよなあ。

 

せっかくなので新人紹介

市川
女子に可愛いと言われまくっている爽やか男子
元山岳部ということもあり、合宿中疲れを顔に出さず淡々とこなしていた。
かなり器用なのだけど、雑さが欠点。真面目そうな顔して意外とざっくりしていたね。

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伊藤
中々、部室に行けないので幽霊部員との噂も(笑)
新人の中でも大人な雰囲気を醸し出しているのだが、合宿中はけっこうやらかしてた(笑)
でもあの素直さとガッツは新人らしくて良かった。今後の成長に期待!

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小濱
似た目はどう見てもイカツイ。
しかし、めっちゃ素直でいいやつだった。
普通疲れてきても、人の良さが変わらずダークサイドに陥らなかった。

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田中
めっちゃいじられ体質
行動中は独り言がうるさい(笑)意外と負けん気が強かった。
なんだかんだ一番愛される奴だなあコイツは

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木元
めっちゃ行動中後ろを振り向く。私の目を見ないでと恥ずかしそうに小林が言ってた。
なんか、岩場で先輩のサポートしてる。本当に新人?
おそらく、近年最強の体力を誇る新人。

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20日
C4 6:00-観音岳8:00ー薬師岳9:40ー中道(御座石)10:50-青木鉱泉14:20
晴れたー!!

 

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3年小林 SLとして隊を支えてくれました。

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仲いいですね。

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合宿中最高潮の景色と感動。ここまで頑張って良かった!吉岡と福島がダブルスイカを出してくれたりと、宴が始まる。
1時間くらいゆっくりと南アの景色を楽しむ。式典を行い振り返ると二人のアベックからめっさ見られていた。すごい恥ずかしいです。

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しばらく歩くと又雲が出てきた。薬師岳山頂はすでに霧が…

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中道はひたすら下る。

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遂に青木鉱泉に到着!みんな良い笑顔?ですね。

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中々、いい風呂でした。その後はタクシーに乗って韮崎駅へ。

錬成合宿先発隊は近年でも誇れるレベルに錬成されたと断言できます。たぶん…
私もかなり疲労しましたが、逞しくなった後輩を見ると嬉しくなります。

 

Waseda Wander Vogel

Waseda Wander Vogel

早稲田大学ワンダーフォーゲル部の公式HPです。

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