こんにちは。
君に贈るべきであろう真面目な言葉は他の人がもう用意してくれているみたいなので、わたしはぼんやりのんびり書きますね。
このページを見ているってことは、入学後の選択肢に少しでもワンゲルが入ってるってことでしょう。
表現として良くないかもしれないが、あえて書こう。
いやはや、とんでもない変態だ。ど変態だ。
ワンゲルには君みたいな変な奴がたくさんいる。
考えてもみてほしい。
4万人の人間がひしめき合う早稲田で、
日本一サークル数の多いこの大学で、
あろうことか20人ぽっちの”部活”に入るなんて。しかも「ワンダーフォーゲル」ってなんだよ。ワンダーなフォーゲル?歩き回るフォーゲル?ドイツ人でもなければ初見で何を表してるかなんてわかるわけがない。(ちなみに意味は「渡り鳥」らしい)
そんな謎の団体に入っている変わった人々は、山を愛し、川や海を愛し、自転車を愛し、そして活動を共にする仲間を愛している。
私がこの部に入って一番驚いたのは、活動の過酷さでも、部独特の慣習でもなく、部に関わる人間の懐の深さだった。
受け皿の広きこと、海のごとし。ただし、努力は必要になるけれど。
ワンゲルは自尊心を満たせる場所ではないかもしれない。様々な場面でいかに自分がちっぽけな存在であるかを自覚させられる。でも、誰であれ居場所を用意してくれる。あとはバカみたいに人が優しい。
おまけに、ワンゲルならちょっとばかしぼーっとした人間だとしても、たくさんの機会が用意されている。ある日は沢に、ある日は川に、ある日は自転車で海辺まで、もう日本中どこへだって連れまわされる。君が意欲的であれば世界に飛び出すことだって夢じゃないのだ。
ヘンテコで、あたたかくて、どこまでも可能性の広がるこの部に、もし少しでも興味が湧いたのならば、ぜひ門戸を叩いてほしい。
きっと誰もが歓迎してくれるから。
堀
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